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2022.5.25

小祝さくら 記録よりチャレンジを優先

 JLPGAツアー2022シーズン第13戦『リゾートトラスト レディス』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)が5月26日、山梨県上野原市・メイプルポイントゴルフクラブ(6580ヤード/パー72)で開幕する。25日はプロアマ大会。公式会見が行われた。

 小祝さくらのツアー連続出場がピリオドを打つ。今大会で142試合目。史上4人目の記録を継続中だが、次週は全米女子オープンへ出場を決めたことが理由だ。「記録の質問を受けない。気が楽になる」と、苦笑しながら話す。

 そうはいっても、タフというしかない。前週、予選落ちに終わったが、翌日から神戸で調整に励んだ。そして、今回が終わると30日の午前の便で米国へ。「今週、休もうか-とちょっと迷ったけど、いつもと変わらない方がいい。私は、時差に強いです。心配ないでしょう」と頼もしい。

 それ以上に心配なことがある。ここ3週、ドローボールで勝負をしたが、2週前のほけんの窓口レディース3位Tはあるものの、「とにかく、前週のイメージが悪すぎる。第1打の精度が…。今回はマネジメントを含め、しっかりと調整します」。

 今大会はフェードボールへスイッチする。二刀流だ。「フェードといっても私は、ストレートに近い球筋。ドローがきつくなると、スイングで手を返すクセが出て、タイミングもうまくいかなくなることがあります。去年から両方を打っていますけど、練習量が足りずに安定性に欠けていました。その点、今年はオフからじっくり取り組んでいる。フェードの方が安定しています」と説明した。

 プロ6年目でたくさんの経験を積んできた。他の選手との違いは、試合出場を最優先してきたことだ。「どんなコースが好きとか、そういうことはありません。最初は知らないこと、コースばかり。過酷でしたけど、今は初体験のコースでプレーすることが楽しみになった。全米女子オープンもそうですよ」と言葉が弾んだ。

 ちなみに、遠征のために「おいしいスナックをみつけた。イカのおせんべい。チーズ味です」。ささやかな楽しみを携える。

 ※1988年ツアー制度施行後

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