2022.5.26
迷わずPW-高橋彩華、お見事68
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
リゾートトラスト レディス メイプルポイントゴルフクラブ(山梨県)第1日
その時、18番グリーン周囲が少しだけ、ザワついた。しかし、高橋彩華に迷いはない。サッとPWを選択。 グリーンエッジまで残り200ヤードの第2打を3Wで果敢に2オンを狙い、成功した。
しかし、ピンまでは35ヤード。「手前にすごい傾斜。しかもこぶのようなものが2つもある。ライン取りと距離感がすごく難しかった」といい、「そこを避けて、ウエッジで上へ打った方が良さそうでした。キャディーさんが、もしダメでも(穴を)埋めておくから-と。大丈夫と思った」と状況を説明する。
そうはいっても、グリーン上でパター以外を使用するのは初体験。1打にかける集中力はマックスに達する。見事だった。ボールは、ピン2メートルへ。ところが、「イメージ通りだったけど、予想していたよりもボールが転がらなかった」と苦笑した。イーグルなら満点だったことだろう。それでも、落ち着いてバーディーパットを沈めた。1ボギーがあったものの、5バーディー奪取の68。4アンダーと好スタートを切った。
前週が予選落ちしているだけに、再上昇のサインは次週、故郷・新潟開催が待っているだけに、心強い限りだろう。「前週は、それこそ、すべてがうまくいかない。調子は今回と変わらないぐらいでした。要は、休め-ということだったのでしょうね」と振り返る。
予期せぬ2日間の休養をとって23日から始動した。前週との違いは、「きょうは、パッティングの調子がとてもいい。ラインも良く読めていたと感じます。欲をいえば、惜しいパッティングが結構、あった。ハマればもっといいスコアが出るような…」と語った。
ただし、18番の妙技はこれからを考えると、実に心強い限りだろう。思い切りの良さなど、自信を得たに違いない。「練習をしたこともなかった。これから、レパートリーが増えそう」。ショットメーカーはもちろんだが、テクニシャンのイメージが加わり、どんな時でも目が離せない選手のひとりに名を連ねた。
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