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2022.6.8

イボミ-感謝感激『1Wショットが良くなった』

<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>

宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)

 イボミは、2カ月ぶりのツアー出場。しかし、かつての賞金女王も今大会は主催者推薦だ。もっとも、「みなさん、ただいま」と飛び切りの笑顔と弾むような声。すごく明るい。

 「やはり日本のコースは素晴らしい」と、しみじみ話した。というのは、「韓国のコースもいいです」と前置きし、「でも、高麗芝で少し長い。その影響でしょう。フライヤーが出る。その点、日本はイメージと感触がぴったり合います」。

 一時帰国中、不振脱出へ向け意欲的に調整へ励んだ。新たなコーチの指導を受ける。「私のスイングのことをもっと知りたい。なぜ、ミスが出るか、少しずつ理解できました。ただ、私は同じようにしているつもりでも、まだミスが出ます。要は、ムダな動きがあるということですね」ひと息入れて、「練習場ではうまくいく。でも、コースで実践することが難しいです。アイアンショットの距離感が不安定なのは、知らないうちに力が入るからでしょう。グリップの右手に力が入ったりして…。不安をあげれば、切りがないけど、1Wのショットはすごく良くなった」と現状報告をした。

 前回のヤマハレディース。予選落ちを喫して、取材を受ける姿がとてもさびしげに映った。それでも、「サントリーで、また」と元気なひとことで締めている。何かが変わり、不振脱出の予感がしたからだろう。なぜなら、「神戸が好き」、「六甲国際ゴルフ倶楽部が好き」だから。

 もっか、メルセデスランキングは109位である。次戦はアース・モンダミンカップ、その後が資生堂レディス。いずれも主催者推薦で出場する。ニッポンハムレディスクラシック後のリランキングに備え、今大会を含め3戦で結果を出さなければならない。常々、「このまま(ゴルフを)やめたら人生で悔いが残る」といい続けてきた。

 さらに、いかにも気配りの人らしく、「プレーができる。(スポンサーへ)感謝の気持ちでいっぱいです。スコアがよければ、もっとうれしくなる」。ちょっと表現は古いかもしれないけど、こういうのを100万ドルの笑顔というのかもしれない。

(メディア管理部・中山 亜子)

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