原英莉花が海上でゲキ変　コースで一変

大東建託・いい部屋ネットレディス　滝のカントリークラブ（北海道）

　ソーシャルディスタンスをとっている－とはいえ、思わず身を乗り出してしまいそうになった。原英莉花がうれしそうに話題を提供。オープンウィークに釣りあげた90キロのシロガジキの写真を手に得意満面だった。

　手巻きのリールで格闘すること30分。同行者からは1000匹に1匹の確率－など大絶賛されたほどの希少種だったからだ。「ここから、運気がアップすると言われて、すごくうれしかった」と興奮気味。それもビギナーズラックなのだからすごい。釣り上げた後はさしみで舌鼓。気分転換には最高の1日になったに違いない。

　今季はスイング改造中ということもあり、19試合でトップ10が、わずかに1回。メルセデス・ランキングも64位だけに、後半戦の巻き返しが待たれる。「気持ちのリセットができた。やはり、沈んだ気持ちでプレーするのはよくない。ここから、ガツガツいきますよ」と目の色も違ってきた。

　もちろん、本業の調整も忘れてはいない。ジャンボ尾崎の指導を受け、「あとは、頭の中だけだなと言われました」という。おそらく、自信を失っていたのだろう。それだけに、「調子は悪くない。それから、詳しくは説明をできないけど、なぜかこのコースは良いイメージがわいてくる」と言葉が弾む。

一方で、「流れがいいときにミスをする傾向もある。最終ホールまで気を抜かない。頭の中だけだなと言われました。戦う気持ちを常に持つ、がテーマです」と頼もしい。心は太公望の如し。今大会のパフォーマンスが楽しみだ。

(メディア管理部・中山　亜子)