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2022.7.24

三ヶ島&小祝-大接戦を演出

小祝さくら<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

大東建託・いい部屋ネットレディス 滝のカントリークラブ(北海道)最終日

 ラストチャンスにかけた。バーディー奪取でプレーオフへ進出。18番、三ヶ島かな、こん身の第2打をピン5メートルへ運んだ。シーズンでもそれほど経験はできない勝負のシーン。アドレスへ入る前、先に通算20アンダーでホールアウトした、菊地絵理香から無言のメッセージを受け取っていた。

 「最後にもかかわらず、菊地さんが先にパーパットを入れてくださった。私がバーディーを獲る-。プレーオフを待っていてくれた。にもかかわらず、期待に応えられなかった。悔しいし、恥ずかしいです」。カップへ、わずかに届かなかったバーディーパットを振り返った。

 1打差、2位。「正直、手が震えました」という。続けて、「あそこで、ビビっているようではダメですね」とため息をつく。それでも、「(菊地)絵理香さんとは、久しぶりにご一緒でした。普段から気さくに、よく声をかけてくださる。この2日間のプレー中も、本当にいい方だなぁと思っていた」という。

 さらに、「14番、(菊地の)パッティングがすごい。私と似たようなラインを先に入れてきた。さすが経験者ですね。また、プレッシャーにも打ち勝っていた」と間近で観察した感想を話した。今季、あまり調子はいいとはいえなかったものの、「自信になった。ここから、がんばります」と宣言。メルセデス・ランキングが49位→24位へ大きくアップした。後半戦、注目のひとりである。


三ヶ島かな 小祝さくら<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 一方、誰よりも地元Vへこだわった小祝さくらは、サンデーチャージが不発。3位だった。しかし、大ギャラリーへ応援御礼-とばかりに、18番で8メートルのバーディー奪取を披露した。「すごくうれしい。まさか、入ると思っていなかった」と正直に答えている。

 また、菊地は優勝会見で、「北海道出身のプロがもっとたくさん増えてほしい。冬場のハンディなどを指摘されていたけど、小祝さんがプロになってから、そんな雰囲気を一掃。彼女はとてもポテンシャルが高い」と健闘をたたえていた。

 今季、北海道開催はあと2試合。「優勝できなかったのは、悔しいけど内容は悪くはありません。前々週まで調子が悪かったパッティングが一変。よくこんなに、決まったなぁと思ったぐらいです」。今大会の平均パット数は27.75で第1位だった。パット・イズ・マネーはゴルフの鉄則。やはり、愛する故郷はいいものだ。

(メディア管理部・中山 亜子)

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