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2022.8.20

原英莉花 今季初の逆転V宣言-飛び出す

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

CAT Ladies2022 大箱根カントリークラブ(神奈川県)第2日

 不安を抱えていた腰が「すごくいい状態」。通算7アンダー、4位の原英莉花が、「強気で優勝を目指してがんばります」と宣言した。有言実行を旨としているだけに、スイング改造を第一に取り組んでいる今季、優勝を口にしなことはなかったことに気がつく。

 「久しぶりです。状態がだんだん良くなっているから。前週、いい感触をつかめたことが大きい。少しずつ、理想の形へ近づいている気がする。前向きに行く。ドライバーショットが良ければ、ショートアイアンで狙える。とにかく、たくさんバーディーを」と意欲的だ。

 ここまでトップ10はわずかに1回。成績はいまひとつでも、試行錯誤で努力を続けてきた。「地道にゴムをつかったトレーニングを行い、ストレッチも入念に。そうしたことを続けていると、試合へ出場するではなく、自分がどういうプレーをしたいのかイメージしながら、トレーニングをする術がわかってきた。丁寧に続ければ、いいことがあります。ストレッチひとつにしても、いいイメージがわく。おかげでモチベーションがすごく高い」。弾むような胸中を語っている。

 この日のハイライトは16番。「14番でキャディーさんが、ここから3つバーディーを獲れば、あるよ…。ガツンと言われたので、それなら-と気合を入れ直した」という。パー5の15番で期待に応えてバーディー奪取。続いて、16番は、「すごく難しいホール。でも、10メートルのバーディーを決めた」と手応えを十分に感じ取っている。欲をいえば、首位との差をもっと縮めたかったが、爆発力はすでに実証済みだ。

 「空気がきれい。気持ちがすごく良くなりました」と話した後、突然、「やばい。はやく優勝しないと、シードがとれない。やばい。やばい。これからを楽しみにしていてください、ということで頑張ります」。メルセデス・ランキングは現在、68位だ。箱根の空気で覚醒したようだ。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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