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2022.11.17

史上初のダブルレコードへ-岩井明愛が首位

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第37戦『第41回大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)が11月17日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山(6575ヤード/パー71)で開幕した。小春日和の一日。コースコンディションにも恵まれ、好スコアが続出した。大会第1日、プロ2年目の岩井明愛が自己ベストの64をマーク。7アンダーで首位に立った。1打差の6アンダー、2位タイは全美貞、田辺ひかり、野澤真央。5アンダー、5位タイで穴井詩、鈴木愛が追う。
(天候:曇り 気温:16.3℃ 風速:1.6m/s)
《グリーン=スティンプ:11 2/3フィート コンパクション:22.5mm》

 史上初のダブル達成へ、最高の岩井明愛が最高のスタートを切った。ちょっと気は早いものの、優勝を飾れば同一シーズンの姉妹Vは永遠のレコードへ輝く。また、同一シーズンの姉妹シード獲得もツアー史上初。こちらは、ほぼ確定したといえるだろう。

 アマチュア時からツインズとして話題を集め、昨年6月の最終プロテストへ合格。プロ2年目の今季、各自が数少ないチャンスをモノにして、リランキングで上昇した。ただし、妹の千怜は2週連続ツアーVを果たすなど一気に全国区へ。それだけに、姉の奮闘が待たれるシーズン終盤戦となっている。

 とはいえ、富士通レディースで2位と健闘。もっかメルセデス・ランキング45位で次週、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの出場権獲得へ向け、今大会がラストチャンスである。

 「きょうは、すごくショットとパッティングのテンポが良かった。ただ、最後の9番第3打だけ、ショットが右へ…。悔しい」と、自己ベストの64をマークしても無念の表情。前半、4バーディーを奪って勢いをつけ、後半へ入るとさらに切れ味が増した。1、2、3番で3連続バーディーを決めている。特に際立ったのは終盤の8番、8Iでピン右3メートルの第1打が印象に残った。この日、8つ目のバーディーを決め、4ホ―ルのパー3で3バーディーは、本当にお見事だ。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 「前週は予選落ちでしたけど、内容は悪くはなかった。要はバーディーパットが決まるか、その違いです。きょうはしっかり結果につながった」という。一方で、今季を振り返りながら、「もう少し、できるだろう−という感じがする。まだ力をフルには発揮していないと思います。自分でフタをしているというのか…。フタを閉めてきた分、最後の最後ですから攻めていきたい。こわいものはありません」。奮い立ったということなのだろう。

 それだけに、目標は優勝。最終戦、胸を張って宮崎へ-「安心しているわけではない。シードよりもリコーカップ出場。ポイントを稼ぐために残り3日間、集中です」とボルテージが上がった。

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