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2022.12.13

新人セミナー 三浦、川﨑-驚きの連続

 入会1、2年目の会員を対象とした『JLPGA新人セミナー』が13日から、都内で開催中。社会人としてのマナー、栄養学、税金の基礎知識など、さまざまな講義が4日間続く。

 三浦桃香、新人セミナーは今回が3回目の経験。ただし、TP単年登録時とは違いより身が引き締まった様子だ。「これからJLPGAの会員になる-そんな実感がわいてきました」と、左襟の会員バッジを誇らしそうに見やった。そして、「ティーチングプロフェッショナル会員の肩書がついたことがうれしい。指導など、しっかりつとめます」と気持ちを新たに、スタートする。

 今回のメディア取材で、もっとも驚かされたのはトーク術だ。ここ数年は、各メディアでゴルフ番組等に多数出演。ツアーとは違ったコミュニケーションを独自で学習している。

 「これまで、学校の授業、ゴルフ以外の勉強をすることがなかった」と前置きし、「読書をたくさんするようになったと思います。また、テレビなどで私がおしゃべりしたことを動画で繰り返し見直しながら、相手の方にわかりやすく伝わるように、工夫を加えている」と明かしている。

 それだけに、授業ではビジネスマナー研修に興味津々だった。「第一印象の重要性を勉強し、これから磨きをかけたいと感じました。それから、言葉遣いも大切です。ごくたまに故郷の宮崎弁が出てしまうから、しっかりと標準語で-」と笑顔を浮かべている。


 一方、JLPGA新人戦加賀電子カップで、94期生ナンバーワンに輝いた川﨑春花は、2度目の新人セミナー参加だ。「プロアマの前夜祭などを経験したうえで再び、受講するとさらによくわかります。プロゴルファーとしてはもちろんですけど、社会人としてどうあるべきか-など、こういう機会を設けてくださって本当にありがたいと思います」と、自身の変わらぬスタイルである感謝の気持ちを話した。

 その上で、最も印象的だったテーブルマナーのひとコマを公開。「驚いたことがあります。ぶどうのタネの出し方でした。軽く握りこぶしをつくって、その穴へタネを出す。はじめて知った。勉強になりました」。ちなみに、この日、講義に使用したのは所属する村田製作所のロゴマーク入りボールペン。さっさくプロフェッショナル精神を発揮し、感心することしきりである。コースでは学習できないことがたくさん。まさに収穫のオフのスタートだ。


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