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2023.4.1

鈴木愛がエース達成『悪い方にハデ』から逆襲宣言

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)第3日

 あきらめない。首位スタートから大きく後退した鈴木愛が離れ業を披露。大詰め、17番で再浮上のきっかけとなったホールインワンを決めた。「16番でナイスパーを決めた後です。カップへ入ったのは本当にラッキーでした」。

 ただし、表情はカタい。抜群の安定感で3打差をつけた前2日間がうそのような不調に見舞われた。ここまでバーディーがひとつもなし。5ボギーの内容だった。「1Wの調子がすごくいい。でも、第2打で私のクラブセッティングに合うものがなかった。だから、大きめのクラブで軽く打ったけど、グリーンの奥へ外したり、たとえグリーンに乗っても難しいラインが残った。きのうもお話しましたけど、ピンの上へボールがいってはいけないことが、改めてわかった一日です」。反省の言葉と同時に、ため息が漏れる。

 やることなすことがうまくはいかない。エースで負の流れをストップしたかのように見えたものの、「最終18番、絶対にバーディーフィニッシュをする-と気合を入れた。慎重にラインを読んで、すごくいいストロークができたと思います。距離は3メートル。手応えがあったし、決まった…とボールを拾おうとしたら、カップを一回転して、飛び出した」という。

 「一日を象徴するシーンです」と肩を落とした。続けて、「悪い方にハデだった」とも。自虐的なユーモアも飛び出したが、ひと息つくと再び、闘志がわきおこる。何しろ、前日の公式会見では、レジェンドの不動裕理から学んだ女王学を大公開したのだ。この程度で白旗では自身、過去2度の女王のタイトルが色あせてしまう。

 「エースを決めたクラブは7I。オフも当然だけど、シーズン中、もっとも練習をするクラブです。練習はうそをつきませんね。最終日はより慎重にクラブ選択をして、下がカタくなり、思った以上にランが出るから、絶対にマネジメントミスをしないように細心の注意を払う。さぁ、練習へ行こう」。ピシッと背筋を伸ばした。

 ちなみに、ホールインワンで賞金300万円の特別賞獲得を知ったのは、ホールアウトしてしばらく時間が経ったあと。さすがに、うれしそうだった。首位から3打差なら、まだ優勝圏内。「きょうは300万円の笑顔です」と記念撮影を行った。最終日のターゲットは、もちろん1,800万円のスマイルである。

(青木 政司)

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