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2023.5.27
川﨑春花 惜しい!連続バーディーのタイ記録にあと1つ

<Photo:Masterpress/Getty Images>
リゾートトラスト レディス グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)第3日
本人もビックリのバーディーラッシュだった。昨年は日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯を含む2勝を挙げ、メルセデスランキング15位に入った川﨑春花。さらなる飛躍が期待された今季は、トップテン入りが一度あるだけで、なかなか思うようなゴルフをできない日々が続いていた。そろそろ結果を出したいところだったが、今大会第2日の後半から右腰に痛みが走り始めたという。なんとか予選通過したものの、決勝ラウンドに不安を残していた。「今日はスコアよりも18ホールを回り切ることだけを考えていました」
4日間大会だけに上位に食い込めばポイントを稼ぐことができる。そのためにも棄権したくはなかったが、そんな川﨑がいきなり10バーディー、1ボギーの63をマークし、大会コースレコードを塗り替えるのだから面白い。しかも、折り返しの1番から7番まで連続バーディー。8番もバーディーならJLPGAツアー記録タイに並ぶところだったが、ピン手前12メートルのバーディーをパット残しながら、3パットをしてしまい、逆にボギーを叩いた。それでもスコアを9つ伸ばし、首位と11打差の46位タイから首位と7打差の7位タイにまで順位を上げたのは大きい。
「右腰の下に何かいるような感じなんですが、フィニッシュまでは痛くなくて、振り終えたらイテテテテという感じでした」。不幸中の幸いだったのは、フィニッシュまでいつもどおりスイングできたので、ドライバーの飛距離が落ちることもなければ、アイアンの距離感にも影響がなかったことだろう。
<Photo:Masterpress/Getty Images>
「よくバーディーが薬になると言いますが、こういうことを言うんだなと思って回りました」と川﨑。バーディーを奪うために、腰の痛みは軽減したと言う。惜しくも8連続は逃したが、16、17番で連続バーディーを奪っていただけに、18番でバーディーを奪っていたなら10連続で新記録達成の可能性もあったが、「ピンまで20歩あったのでノーチャン(ス)でした。あわやボギーみたいな」とそこにも未練はなかった。
腰痛を抱えながらも、試合後は終始明るい笑顔を見せていた川﨑。この日のゴルフは間違いなく、昨年の好調時だった頃のゴルフと比べても引けを取らない。勝負事は何が起こるか分からないだけに、明日もピンを積極的に狙っていくつもりだ。
(JLPGAオフィシャルライター・山西 英希)
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