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2015.4.4

完全Vを目指す、藤本麻子 失敗も意味があった!

 2015年、LPGAツアー第5戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の第3日が4日、静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,568ヤード/パー72)で行われた。7打差をつけてスタートした藤本麻子は、予選ラウンドとは一転。この日、2オーバーの74とスコアを落としたが、通算7アンダーで単独首位を守った。4打差の通算3アンダー、2位タイはイボミ、三塚優子、通算2アンダー、4位タイは前田陽子、渡邉彩香がつけている。(天候:晴れ 気温:19.7度 風速:5.9メートル)

 信念は揺るがない。7打差というアドバンテージがあっても、藤本麻子は常に挑戦する気持ちを持ち続けていた。さまざまな状況を想定して、必死に練習を繰り返してきたのは、すべてが試合で生かすため。「スコアを落としたのは、自分が悪いだけです。きのうまでは、試したものがすべてうまくいったから結果に出た。失敗しながら、勉強しているので気になりません」。この日、13番までバーディーはゼロ。1ダブルボギー、3ボギーの内容だった。しかし、14番でバーディーが来ると、16番では約10メートルのチップインバーディーが。最終18番でもバーディーフィニッシュする。「16番は練習していた砲台グリーンへのアプローチ。うまくいきました。気持ちを切らさずにプレーしていたから、きっと最後もバーディーが来た、と思います」。

 スタート前、「今日からが勝負」と言い聞かせたが、序盤は強風でスイングのリズムが狂ってしまう。「とてもリズムがとりづらかった。だから、ボギーなどのミスにつながったと思う。でも、この経験は今シーズンの戦い、次のシーズンへつながります。強風の時には、これを思い出せば…。つまり、意味のないボギーではなかった、でしょう」。なるほど、モノは考えよう。もちろん、オフから実行している日記には、「悪かったことより、良いことをひとつ多めに書く」。藤本流プラス思考は、筋金入りだ。

大会期間中は4日間毎日、インターネットLIVE中継を実施!

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