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2023.7.7

今度は岸部桃子 1R 2イーグル達成

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)第2日

 前週に続いて今大会も1ラウンド2イーグルが飛び出した。通算6アンダー、岸部桃子がスーパープレーを披露。パー5の6番。残り238ヤードの第2打をピン横10メートルにつけた。ただし、決してやさしいラインではない。下りのスライス。「タッチを合わせた。調子は良かったし、もしかしたらの予感があった」という。

 見事なパッティング。ギャラリーから驚嘆のため息がもれ、歓声があがった。これが今季初のイーグル奪取である。そして、12番でもおかわりを-。こちらは残り72ヤードの第3打を58度でイーグルを決めた。「ギャラリーさんから、キャーッという声が上がった。打った瞬間、すごくいい感触。2イーグルは初めて。すごくうれしい」とほほ笑んだ。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 それにしても、今季は1ラウンド2イーグルが多い。別掲のように達成者が5人。早くも最多タイとなった。あとひとりでシーズン記録を更新する。それだけに、史上初の1ラウンド3イーグル達成者が出るかもしれない。そんな期待が高まってきた。

 イーグルは各選手が異口同音にいうことは、「調子が本当に良くなければ、イーグルは出ません」。ツアーのレベルアップはこんなところにも表れている。岸部の場合、オフから飛距離アップに取り組んだ成果。「前半戦はいまひとつの成績でしたけど、やってきたことは確かでした。ヘッドスピードが3m/sぐらい上がりました。久しぶりの優勝争い。とても楽しい気分ですね」と言葉が弾む。

 なるほど、桃が実をつけるのは、これからだ。

(青木 政司)

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