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2023.8.3

達観を実感 小祝さくら-10年目の変革

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2023シーズン第22戦『北海道 meiji カップ』(賞金総額9000万円、優勝賞金1620万円)が8月4日、北海道北広島市・札幌国際カントリークラブ 島松コース(6593ヤード/パー72)で開幕する。3日はプロアマ大会、公式会見が行われた。

 まぎれもなく好調である。北海道出身、小祝さくらにとって今大会は特別な意味のある試合だ。アマチュア時代の13年、結果は予選落ちながらツアーデビューを果たした。あれから10年―。

 「遠い、遠い昔のことです。もう記憶に残っていないぐらいの・・・」と、遠くを見る目で話した。また、特別協賛の明治グループとは、スポンサー契約を結んでいる。気合が入らないわけはないだろう。ましてや、今季は北海道で4試合を開催。すでに、ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップで、念願だったホームVを挑戦17試合目で達成した。

 「(北海道へ)久々に来た感じがする」。唐突に漏らした。これが好調を持続させる要因なのだ。「毎週、毎週、試合がある。以前は1試合が終わると、はい、次-と気持ちを切り替えられたけど、最近は試合がすぐに終わってしまう感じがします。いつもの流れに身をゆだねていくだけ。いろいろと考えたところで仕方がありません。感情が一定している。これは私にとって、とてもいいことだと思う」といい、「今回だって、正直な気持ちをいうと、何も感じない」。

 達観した様子だった。「今のところ、調子は微妙かなぁ。これから最終調整して万全にしないといけません。それにしても、前週は暑かった。最終日が終わって、帰宅してもまだ全身が火照っていたぐらい。北海道はいいですねぇ」と、まるで他人事のような口調で語っている。

 ただし、スポーツでいわれることは脱力が難しい、である。いい意味で力が抜けた。目指せ、北海道グランドスラム-。この日の笑顔も素晴らしかった。

(青木 政司)

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