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2023.9.1

地元2勝目を狙う小祝さくらが単独2位発進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント ゴルフ5カントリー 美唄コース(北海道)第1日

 さすがの小祝さくらも最大瞬間風速12.9m/sの強風は予想していなかったのかもしれない。「天気がすごすぎて疲労感というか、大変な1日だったので、ゆっくり休んで明日に備えたいと思います」。ラウンド後は珍しく練習せずにホテルへと直行。疲れを少しでも取り除くことに重きを置くことにした。

 もっとも、そう言いながらもこの日は5バーディー、1ボギーの68をマーク。終わってみれば、首位と2打差の単独2位につける好発進だ。「天候を考えればナイスプレーだったと思います」と振り返る。その要因はショットの好調さにあったという。数字的には、ドライバーのフェアウェイキープ率は50パーセント、パーオン率は77.78パーセントと今一つだが、感覚的には狙ったところにボールを打ち出し、落とした手応えがあった。

 強風の中、小祝が行っていた風対策はいくつかある。「自分の場合、ショットの弾道が高いので、少し低いボールを打つように心がけました。ドライバーではティーアップを低めにして、アイアンでは大きめのクラブを持ち、振り幅を小さくしたライン出しのイメージです」。それでも縦距離を合わせることは簡単ではないが、これまでの経験と感覚を生かしたことで、ピンの近くにボールを落としていった。

 その代表的な1打が13番・パー4の第2打だ。ピンまで残り90ヤードを50度のウェッジで狙ったが、アゲンストだっただけに、普通に打てば大きく戻される。ロフトの大きいクラブで打てばなおさらだが、小祝はロフトを立てるなどしてローボールで対応。見事に1メートルにつけてバーディーを奪った。もちろん、全てのホールで成功したわけではなく、16番・パー4ではフォローを計算して放った第2打が予想以上にショートしてしまい、20メートル近いバーディーパットを残す。そこから3パットでこの日唯一のボギーを叩いた。

 今大会ではコースが違うものの優勝と2位が1度ずつ、昨年も5位タイに入っている。小祝にとって相性がいい大会と言える。「4試合あった北海道での開催も今回が最後です。いい締めくくりをできるようにベストを尽くして頑張りたいです」と力強く語った小祝。ミネベアアツミレディス 北海道新聞カップに続く地元優勝をしっかりと視界に入れていた。

(JLPGAオフィシャルライター・山西 英希)


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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