サイバーエージェントレディス　いよいよ開幕

　2015年、LPGAツアー第9戦『サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)は5月1日、千葉県市原市の鶴舞カントリークラブ 西コース(6,515ヤード/パー72)で開幕する。前日の4月30日はプロアマ大会が行われた。

　流れは来ている。後はそれをつかむだけ－というムードで今大会へ臨む、ディフェンディングチャンピオンの一ノ瀬優希。前週の『フジサンケイレディスクラシック』では2位と上り調子だけに、確かな手応えを感じている様子だ。「先週は、やっぱり悔しい。だから、次は絶対と思っています」とボルテージが上がるのは、やはりコースとの相性だろう。何よりも、「ここが大好きです」と胸を張る。その理由は、「頭をしっかりとつかって、プレーしなければいけないから」という。

　自分との戦いはもちろん、コースへの挑戦意欲が掻き立てられるからだ。昨年の今大会、最終日最終ホールでのチップインイーグルを決めた逆転劇は、2014年シーズンを代表する名シーンのひとつとしてあげられた。ところが、シーズン中盤から左鎖骨痛でトーナメント特別保障制度の適用を受け、残りの試合を全休している。

　今季は復活へ向けた大事な再スタートの1年。「調子はいいというほどではないし、悪いというほどでもない」と話しているが、メンタルの充実ぶりは目を見ればわかる。「ティーショット、第2打、グリーンまわり、グリーン上…。すべてが難しい。こういうところは、集中力が増してきます。開幕戦から、流れはいいし、この感じで今年を乗り切りたい」という一ノ瀬。ちなみに、この日の18番では、昨年のいいイメージを思い出すため、「イーグルを狙ったけど、ダメでした」。離れ業は、本番にとっておく。そういいたそうな表情だった。

一ノ瀬優希オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/yuki-ichinose