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2024.2.28

山下美夢有 24年は伝説への挑戦

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2024シーズン開幕戦『第37回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円)が2月29日、沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部(6,595ヤード/パー72)で開幕。28日はプロアマ大会が行われた。

 3年連続女王を目指して、山下美夢有のシーズンがスタートする。偉業を達成しているのは過去、樋口久子、涂阿玉、不動裕理の3人。達成すれば史上最年少というおまけまでつく。まさに、伝説の人への挑戦だ。

 「3年連続の女王は本当にすごいと思います。(タイトルを)獲得するためには、やはり技術もレベルアップしないといけません。毎試合、優勝を目指すことはもちろんだけど、プレー中、しっかり考えていきましょう」。表情が充実したオフを表していた。

 多くの選手は暖かい海外で調整することが多い。しかし、これまでのように国内でじっくりと。「去年の反省のひとつが、後半に体力が低下し、スイングの切れがいまひとつだった。今年は筋力、また短距離と長距離の走るトレーニングを増やしている。シーズン中も並行して行っていきます」と話した。

 続けて、「たとえば、長距離は何キロなどと決めるわけではなく、いつも限界まで。かといって、けがをしたら元も子もない。やりすぎないように」と、自己管理まで徹底。人に頼るのではなく、すべて自らが決めた。特に、体が昨年以上に引き締まって映った。そうはいっても、「体重は変わっていません。でも、筋肉量は増えている」と、控えめに漏らしたことが、いかにもこの人らしい。

 さて、今大会である。「毎回、セッティングが難しい。苦戦することが去年もあった。今年は乗り切れるように、練習ラウンドから毎ホール、どうすればバーディーがとれるか-をじっくりと考えながら行っています」という。シーズンを通しての目標は、「常に優勝する気持ちを持ち続けること。2年連続で5勝したけど、気がついたら5勝・・・。そんな感じでした。何勝は目標ではありません。そして、海外メジャーでいい成績を残せるようにすることです」。

 明確な目標は言葉にしなかったものの、それはワンランクアップした証拠だろう。究極は、「毎回、同じスイングができるようになりたい。すべてのクラブを同一のスイングで統一することを目指している」と、理想を掲げた。その上で、「パリオリンピックの代表争いは、いい位置につけられている。1試合、1試合ずつ頑張っていくしかありません」とも。

 自身のやるべきことや、責任をしっかりわかっているからこそ、大言壮語を吐くことはない。開幕前日、女王の風格を改めて感じた。

(青木 政司)

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