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2024.3.27

今季初Vへ手応え 山下美夢有-変化を語る

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)

 春はもうすぐ-という気持ちが、表情から読み取れた。山下美夢有がようやく上昇機運に乗ってきた。しかも、今大会は、「いつもいいところで戦えている。相性は悪くはない」と断言する。

 思い出に残るのは21年。2位と惜敗したが、「すごく自信になった。その経験を生かして、2週後のKKT杯バンテリンレディスオープンでツアー初優勝を飾ることができたと思います」と振り返った。2年連続で年間女王へ輝く、スタートがここだったということだろう。名コースは名手を育てる、という実例だ。

 前週、最終日が荒天のため中止。1打差に迫っていただけに、残念としかいいようがない。ところが、勝負師の勘は前日から最終日の中止を予想していた。「とにかく、天気があやしい。36ホールに短縮されるかもしれない。だから、第2日に1打でも多くスコアを伸ばす。それが目標でした。精いっぱいのプレーをした結果です。天気だけはどうすることもできません」。あっさりと言ってのけた。

 また、プロアマ大会では、「いつも通り、ゲストの皆さんと楽しくラウンドしました。ただ、きのうは天気が悪く練習ラウンドができなかったから、細部までコースの状況をチェック。ティーイングエリア、グリーンなど、変わったところがありますからね」と、収穫の多い一日だったことを遠回しに語っている。

 一方で、この日の取材はクラブハウス内。サンバイザーをとっていたこともあり、どことなく雰囲気が異なることに気がついた。「メークを変えました。オフは年齢が近い友人と食事などをすることが多く、いろいろな話を…。その時、もうちょっとこういうメークをしたほうがいい-などいろいろとアドバイスをしてくれた。特にいわれたことはアイメーク。涙袋はしっかり、とかアイシャドーの色まで、私のことをすごく考えてもらった」そうだ。

 とりわけ、常にスポットを浴びる存在。露出はとても多い。紫外線からどう肌を守るかなど、「女子は大変なんですよ」。しみじみと話した。まさに、持つべきものは友、ということか。さらに、「難しいコースです。しっかりマネジメントをしないと上位で戦えない」と決意表明。

 今大会は、Vコレクションへどうしても加えたいトーナメントである。さぁ、準備は整った。

(青木 政司)

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