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2015.5.14

ピンチをチャンスに。ケガをも自分の糧にする上田桃子

『ほけんの窓口レディース』 福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)

 4月の『フジサンケイレディスクラシック』で痛めた足のケガはまだ完治していない。「昨日は球が打てないほど痛かったけど、今日はまだまし」と痛みは日替わりだという。「ランニングもできてないので、体力的にも落ちているし、このコースはアップダウンが多いので、足への負担が大きい」と、痛めた足への不安を口にした上田桃子。しかし、今大会は福岡県での開催。地元熊本県にも近いだけに、親戚も「待っているよ」と上田の帰郷を楽しみにしている。また、昨年はトップテンに入り、上昇気流に乗るきっかけになった大会だけに、「やれるだけやる」と意気込む。

 痛めた右足をかばって、他の箇所にも影響が出るなど満身創痍の状態が続くが、「こういう状況でどういうゴルフができるか。自分を知ることができる。悪い状況の時こそ自分の本質が分かる」と、違った角度でケガと向き合う。ケガも成長への過程。上田は常に進化だけを見ている。

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