2024.5.2
メンテナンス日本一と絶賛 森田遥が好発進
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)第1日
後半4ホールの猛チャージ。森田遥が69をマークし、上々のスタートを切った。「チャンスが来たら、よだれが出そう。簡単にはやらしてくれないから・・・」と、意味深長な笑みを浮かべた後、その理由を明かしている。
「すべて難しいからです。スタート前から、ボギーを叩く覚悟がいる。だけど、すべて守勢ではダメ。攻めと守りの頃合いが大変です」。大きな波をとらえたのは、後半のパー3・6番。U5の第1打を右奥4メートルへつけた。難しいラインを読み切り、バーディー奪取。さらに8番は残り160ヤードの第2打が、「7Iのミスショットでしたけど、運よくボールが転がって1メートルについた」。ラッキーなバーディーである。
極め付きは最終9番。2オンを狙って攻めた。しかし、打球はバンカーへ飛び込んだ。とはいえ、バンカーショットを得意としているだけに、これは織り込み済み。第3打を58度で3メートルに寄せ、バーディーフィニッシュである。
「スタートの2ホールからピンチの連続。ガッツパーでした。それだけに、3ホール目の12番、ボギーでも、仕方がないか程度です。準備は入念にするけど、こういうコースでは思い通りにいくわけがない。目の前のボールをスイングするだけ。出たとこ勝負-と割り切っていました」と一日を総括。
森田 遥<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
続いて、コースへ感謝を忘れない。「とても得意とはいえません。苦手です。うまく説明はできないけど、コースが動いているような不思議な感覚にとらわれる。そんなところは探してもありません。メンテナンスのすごさも日本一だと私は思います」と前置きし、「ここで優勝できれば、選手冥利につきるし、誰でもすごい自信になる」と目を輝かせた。
暑さは得意ではない。だから、春と秋が好きな季節。「元気なうちにいいプレーをしたいです。今、気候もすごくいい。あす以降も、大けがをしないようにしましょう。特にグリーンがすごく速い。他の試合の半分の感覚でストロークしている」が、流れを引き寄せた要因だった。
(青木 政司)
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