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2024.5.18

笑顔満開の河本結、最終日は楽しむことを優先

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2024シーズン第12戦『ブリヂストンレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会第3日が5月18日、千葉県千葉市・袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース(6,731ヤード/パー72)で行われた。5月にしては強い日差しに見舞われたこの日、復活を目指す河本結が通算11アンダーで単独首位に立つ。1打差の通算10アンダー、単独2位には今季3勝目を狙う竹田麗央。通算8アンダーの単独3位山下美夢有がつけている。
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《グリーン=スティンプ:12 1/3フィート コンパクション:23.5mm》

 19年のアクサレディスin宮崎でツアー初優勝を飾り、賞金ランキング6位となった河本結。翌年は米女子ツアーに参戦したが、思うような結果を残せずに帰国。JLPGAツアーに戦いの場を戻した。しかし、なかなか上位に食い込む機会は少なく、23年は31試合に出場し、予選通過が12試合しかなかった。それでも、河本の視線は前を向いていた。

 「2年前からパッティングのコーチに教わっていますが、イメージどおりのパッティングをできるまで2、3年はかかるといわれていたんです。それがようやく実を結んできたかなと」。先行きの見えない中で不安を抱えていたのではなく、必ず良くなると信じられるものがあったからこそ前を向けたのだ。実際は昨年の終盤からパッティングは良くなり始めていたが、ショットの精度が高くなかったため、パーオンの回数が少なく、スコアに結びつかなかった。しかし、今年に入ってショットの精度が上がってきたことで、成績に結びついてきたというわけだ。

 実際、今季は前週まで11試合に出場し、トップテンにも5回入っている。パッティングも昨年はパーオンホールでの平均パット数が1.8263(60位)だったのが、今年は1.7577(3位)まで上がっている。もちろん、ストロークだけでなく、河本なりにも工夫を加えている。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 ここ数年の傾向として、パッティングの際に、カップに正対して自分のラインをまたぎ、傾斜を計る選手は多い。河本も同じようにラインをまたぐが、同じ位置でカップに背を向けてラインをまたぐようにしている。「ラウンドしていくうちに体が疲れてくると、右足に体重が多く残ったりすることに気がついたんです。その状態で傾斜を計っても正確じゃないなと。体の向きを変えれば、その誤差もなくなるかと思って始めました」。この日も同様にラインを読んだ結果、26パットに収めた。5バーディーを奪っただけじゃなく、5番パー3ではカラーから5メートルのパーパットを沈めるなど、数ホールでピンチを切り抜けるパッティングを見せた。

 今大会では“頑張らない”ことをテーマにラウンドしてきた河本。65をマークした第1日も、72で回った第2日も、そして68の第3日もいい意味で頑張らなかった。最終日も同じように頑張らないつもりだ。「とにかく目の前のやるべきことに集中してやるだけです。頑張らないで普通に楽しく1日プレーしたいです」。この日も終始笑顔を見せてラウンドしていた河本。ようやく優勝争いをできるレベルに戻ってきた喜びを味わっているようにも見えた。最終日を最終組でラウンドするのは2年ぶりとなるが、大勢のギャラリーの前でプレーできることを幸せだとかみしめながら回るに違いない。

(山西 英希)

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