2025.5.25
佐久間朱莉-圧巻の今季2勝目

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアー2025シーズン第10戦『ブリヂストンレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)大会最終日が5月25日、愛知県豊田市・中京ゴルフ倶楽部 石野コース(6,642ヤード/パー72)で行われ、佐久間朱莉が通算20アンダーで今季2勝目をあげた。2打差の通算18アンダー、2位タイはイミニョン、荒木優奈。4位に通算17アンダーの鈴木愛が入った。
公約通りに通算20アンダーを達成。佐久間朱莉はツアー初優勝から約1カ月を経て、プロにとって、最も難しいといわれる通算2勝目をあげた。しかも、完全V。激しい争いが予想された最終日でも、まさに我が道をいく圧巻のシーンがたくさんあった。
ハイライトは1番。ピン奥13ヤードから、54度を選択し、チップインバーディーを決めた。「ちょっと強かった。もし、ピンに当たらなかったら5メートルはオーバーしていたかもしれませんね。うれしいよりは、ちょっとはずかしかった」と謙そんしたが、スーパーアプローチで流れを味方につける。
そして、3番では5メートルのバーディーパットを鮮やかにカップイン。続くパー3・4番もすごい。6Iであわやホールインワンを演出。「すごく良かったのは、後ろ体重にならず、自然体でアドレスができたことです。本当に無意識にできた」という。
惜敗続きだった去年から、何度も「1勝すれば私は、変わります」と繰り返した。その意味がわかる。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
もちろん、ピンチがなかったわけではない。後半、14番や16番などヒヤッとすることもあった。「他の選手と優勝を争っているというよりも、自分のプレーに集中しただけです。まったく焦りがなかった。それ以上に、きょうは緊張感をもちながら、最後までとてもプレーが楽しい」。プロ入り当時から大きな期待を背負ってきた。5年目でようやく覚醒したといっていい。
25年シーズン、ツアー2勝目を最初に達成。メルセデスポイント争いでも首位に立った。「年間女王を目指したい。5勝ぐらいあげて、メジャーにも勝ちたいです」。なぜなら、今大会の歴代チャンピオンは竹田麗央、山下美夢有、稲見萌寧などスーパースターがズラリと揃っているからだろう。この4日間を振り返ると、まさに女王のゴルフだった。
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