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2025.5.18

驚異のラスト4H 神谷そら通算3勝目

<Photo:Masterpress/Getty Images>

JLPGAツアー2025シーズン第9戦『SKyRKBレディスクラシック』(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2,160万円)大会最終日が5月18日、福岡県糸島市・福岡雷山ゴルフ倶楽部(6,489ヤード/パー72)で行われ、神谷 そらが通算14アンダーでツアー通算3勝目をあげた。
前日に続き大混戦の展開。神谷はラスト4ホールで5アンダーと、驚異的な追い上げを披露した。1打差の2位は通算13アンダーの金澤志奈、小祝さくら。岡山絵里、鈴木愛が通算10アンダー、4位だった。

残り4ホールで4打差をつけられた状況。首位スタートにもかかわらず、だった。とりたてて何をしたからというわけではない。振り返ると15番・第2打の際、「リーダーボードを見たら、私の名前がなかった」そうだ。

優勝は大会前から意識はしていない。無欲。それでもプロとしての神谷そらが覚醒した。「せめて11アンダーにはしたい。気持ちよくクラブを振っていこう」。3連続バーディーを奪取。

最終18番に入った。首位と1打差に迫り、2オンに成功。6メートルのイーグルパットへ運命を託した。「プロになって初めて、優勝争いのプレッシャーを感じた。もうガチガチ…。カップインしてから、ちょっとパニック状態です。状況がどうなったのかわからない」とため息をつき、続ける。「今まで2勝。初優勝は何も覚えていない。それから、2勝目は最終日、熱中症にかかり半分ぐらい意識がない状態でプレーした。今回、はじめて優勝争いを意識して勝つことができたと思います。もっとも、意識したといっても、17番が終わって1打差に迫ってからだけど」。


<Photo:Masterpress/Getty Images>

振り返れば、一年前はケガに苦しんだ。24年大会はセカンドカットでファイナルラウンドに進出できなかった思い出がある。「すごく気合を入れて、プレーするつもりだったけど、カットです。本当にがっかりでした」。

今季オフ、ドローからフェードボールに変更した。「元々、自然にスイングした時はフェードだ、とコーチからアドバイスを受けた。まだ、きょうのように、予想もしないOBが出たりしますけどね」と、さらなる精進を誓う。身も心も青空になった。

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