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2025.12.16

4冠達成 佐久間朱莉『26年は自分を超える』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

2025シーズンJLPGAツアーのスーパーファイナル『JLPGAアワード2025』が16日、都内のホテルで行われ、佐久間朱莉が年間最優秀選手賞・JLPGA Mercedes-Benz Player of the Yearに輝いた。プロ5年目の今季は著しい真価を発揮。賞金ランキング第1位、平均ストローク第1位、特別賞の4冠を達成した。また、各賞の受賞者、各大会の優勝者が集結。より華やかなムードに包まれ、激闘の1年を締めくくった。

佐久間朱莉にとってステージで主役をつとめることは、大きな目標だった。会見では、「きょう、今年はすごくいい一年になったと改めて思った」と笑顔を浮かべ、珍しくテーブルの水を口に含んだ。大仕事が終わって、ホッと胸をなでおろしたのかもしれない。

「今年はツアー初優勝を目標にシーズンへ入った。まさか4勝もできるとは思ってもいなかったです。アワードに出席するのは2回目だけど、年間女王としてステージに立てるなんて…。ありがとうございます」と言葉が弾む。

賞金ランキング第1位、平均ストローク第1位、さらに特別賞と4冠を達成。とはいえ、喜んでばかりはいられない。シーズン終了後、指導を受けるジャンボ尾崎邸へ報告に出向いた。「強くなったな、おめでとう、とおっしゃった後、そういえばメジャーをとってないんだっけ? と…。ぐさっとくる言葉が必ずあります。だけど、これがうれしいです」と話した。

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

26年のテーマは、今年の自分を超える-だ。「今年2位だった、日本女子オープンの優勝。JGAの競技はジュニアの頃にも2位でした。ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップも2位。ここもしっかりとがんばりたい」と、メジャー制覇を掲げた。

そして、「(年間獲得)2億円プレーヤーになったことはうれしい。だけど、来年は平均ストローク60台を達成したいです」。次なるテーマが多ければ多いほど、挑戦意欲がわいてくる。「かなりハードルが上がります。だから、追われる立場というよりも、目標があるからそのためにやることがたくさん。しっかり、いいオフを過ごします」と気持ちを切り替えた。年明けの始動は1月上旬、沖縄・宮古島合宿から。そして、1月末には米アリゾナ合宿を3週間行う。

今季はシーズン全試合に出場し、年間トップ10は19回。抜群の安定感にも支えられた。試合中でもトレーニングを継続。体力面でも大幅な成長を示した。秘めた可能性は無限大を思わせる。

一方で、この日はゴルフウェアから一転。ドレス姿を披露した。「ウェディングドレスのお店にいってオーダーしました。きらきらしているが好き。それから生地はデニムです」と、こだわりの逸品だったことがわかった。



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