2025.7.6
大接戦 永峰咲希がPOを制して5年振りV
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアー2025シーズン第16戦『資生堂・JAL レディスオープン』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)大会最終日が7月6日、神奈川県横浜市・戸塚カントリー倶楽部 西コース(6,766ヤード/パー72)で行われ、永峰咲希が、約5年振りのツアー通算3勝目をあげた。勝負は通算9アンダーで並んだ木戸愛とのプレーオフ(PO)へ。3ホール目で、永峰咲希が優勝を決めた。金澤志奈、佐久間朱莉が通算8アンダー、3位タイ。
約5年振りの通算3勝目。優勝会見に臨んだ永峰咲希は、ジワジワとこみあげてくる勝利に浸っていた。「負けたかなぁ、という瞬間が一日の中で何度もあった。きょうはアイアンショットが思うように打てていない。チャンスが少なかったけど2個取れてよかった」と振り返る。
猛暑の激戦は、プレーオフへ持ち込まれた。意外な心情を明かす。「上がりの3ホール、緊張していた。(木戸さんのバーディーパットが)入った瞬間、ギャラリーの歓声で目が覚めたような…。もういっぱい、いっぱい。ハッと気がついて、体調がよくなった」そうだ。
プレーオフ3ホール目。右ラフから155ヤードの第2打を8Iで2オンに成功した。2パットのパーセーブで優勝を決めている。「プレーオフでは頭がスッキリしていた。気持ちも楽でした」とも。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2020年、プロにとって最も難しいといわれる通算2勝目を、日本女子プロゴルフ選手権で成し遂げた。「まだまだなのに、メジャーチャンピオンの肩書きをもらって、プレッシャーになった」。それから5年間、勝ち星から見放される。同時にスランプまで経験した。
「ドローを試したり、パッティングも…。ただ、この5年間はちょっとずつ成長してきている」と焦りはなし。第1日のホールアウト後には、「積み重ねてきたものがすべていい方に出ている。5年前より、いまが一番いい状態だと感じている」と確かな自信を言葉にしている。
一方で、結婚後の初勝利になった。「主人がトロフィーを持って写真を撮るのが夢、と話していた。きのうは、緊張して眠れなかったと言っていた」と言い、「念願の写真を撮れてうれしいです、と敬語で言われた」と満面の笑顔。今年は、30歳を迎えた節目のシーズンでもある。「同年代の選手が頑張っている」。まさに、挑むものに勝利ありだった。さらなる飛躍を誓った。
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