あと一歩。森田理香子は後半戦へ「ゴルフ漬け」

『アース・モンダミンカップ』　カメリアヒルズカントリークラブ（千葉県）　最終日

　今季初Vはお預け。森田理香子は1打及ばず、3位に終わった。「最終日、この位置でプレーするのは久々でした。周囲は優勝と盛り上がっていましたけど、私は今、自分の課題をしっかりやるだけ。ただ、プレーしている内に、欲が出てくる。そうした葛藤と折り合いをつけるのも大変だった」。5番でこの日、唯一のボギー。「距離感のミスでなんでもない、バンカーショットが寄らなかったのが課題です」と反省の言葉がまず口に出る。今大会を振り返ってみれば、第1日74位、第2日36位、第3日6位としり上がりに調子をあげている。この日も17、18番で連続バーディーを奪ってフィニッシュした。あとひと押しが足りない。これこそ、森田が歯がゆく感じていることだろう。「きょうは、1、2番でも連続バーディー。普通ならいいスタートだから、勢いに乗るところですけど、何だかデキ過ぎだなぁって、ドキドキした」。そう話す。とはいえ、手応えを感じたことも間違いない。ツアーは2週間のオープンウィークを挟む。「試合をやりたい。できれば、休みではない方が…」といい、「練習します。ゴルフ漬けです」ときっぱり言い切った。後半戦、いよいよ快進撃が始まる。