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2026.7.11

63の猛チャージ 肥後莉音がプロ初V

<Photo:Kenta Harada/Getty Images>

JLPGAステップ・アップ・ツアー2026シーズン第9戦『ロイヤルメドウカップ』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が7月11日、栃木県芳賀郡・ロイヤルメドウゴルフ倶楽部(6,285ヤード/パー72)で行われた。ルーキーの肥後莉音が、コースレコードとなる63をマークし逆転V。トーナメントレコードを更新する通算17アンダーで初優勝を飾った。2打差の通算15アンダー、2位は石田可南子。3位タイに通算12アンダーの新垣比菜、酒井美紀、藤井美羽が入った。

3打差を追いかけ、ルーキーの肥後莉音が見事なプロ初優勝。しかもトーナメントレコード、トーナメントコースレコードと、ダブルレコードのおまけつきだった。

「うれしいです。初出場のステップ・アップ・ツアーで3日間、優勝争いができた。ここ何年間、優勝争いをしていない。久々にアドレナリン、緊張感を味わうことがとても新鮮」と言葉が弾む。

Vのシナリオはスタート前、自身で完成させていた。「優勝スコアは通算15、16アンダーになると考え、前半で4バーディーをとり、後半で勝負。きょうの勝因はパッティングが決まったことです」と振り返る。

なるほど、後半の10番で勝負の流れを引き寄せた。第1打が左ラフの木の下へ。残り105ヤードの第2打、目の前の木が邪魔になったが、6Iのランニングショットで切り抜ける。ただ、ピン奥10メートルの下りのパッティングが残った。「狙うというより、スピードを合わせた。少しスライスするライン。よく入ったと思う。流れをつないだパッティングです」と手応えを話した。

さらに16番パー5もキーホールに。第1打を林に打ち込み、ナイスリカバリーを見せた。残り199ヤードの第3打、5Wでピン2メートルへ。この日、8つ目のバーディーとなったものの、後続の石田可南子が追い上げる展開だ。最終18番で2メートルのバーディーフィニッシュを決めたが、まだ優勝は確定していなかった。

「できることはすべて終えた。スコアカードを提出している時、優勝が確定したことをスタッフの方が教えてくださった」という。


<Photo:Kenta Harada/Getty Images>

オーストラリア生まれ。11歳でクラブを握り、18歳の誕生日、米国・ペパーダイン大学へ進学した。「ゴルフはもちろんだけど、それ以降の人生も考えた。プランBとしてスポーツ医学も勉強。うまく両立することができた」とも。卒業後、JLPGAの最終プロテストを受験して合格を果たした。今季はQTランキング23位の資格で開幕戦からJLPGAツアーへ参戦したものの、厚い壁につきあたる。15試合で予選通過は、3試合。第1回リランキングで、今度はステップ・アップ・ツアーを主戦場にすることになった。

「いい経験です。直近の目標は明治安田ステップ・ランキングで2位以内に入って、来年のJLPGAツアーの出場権を得ること」と説明し、「でも、2週後の大東建託・いい部屋ネットレディスの主催者推薦をいただいています。その試合で第2回リランキングのいい足がかりにもしたい」。

プランC、Dまで描き、奮闘の材料にしてしまう。まず1勝-近い将来の米ツアーを視野に入れながら、さらなる可能性を見出すパワーが最大の強みである。

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