人生初の大仕事　江澤亜弥の爆発力に期待！

＜写真：Getty Images＞

　2015年LPGAツアー第20戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額8,000万円、優勝1,440万円)が7月31日、山梨県南都留郡鳴沢村の鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード/パー72)で開幕する。前日の指定練習日は各選手がより入念な最終調整。今大会は新規トーナメントだけに、記念すべき、第1回の優勝を目指して静かに闘志を燃やす。

　主催する大東建託所属の江澤亜弥は今大会、生涯初のホステスプロとしてプレーする。ポスターへも自身の姿が。そのプレッシャーを体験できることも、幸せなことだと受け止めている。「役員さんが、『優勝してね。プレッシャーをかけるわけじゃないけど…』と声をたくさんかけてくださいました。もちろん、優勝はしたいです。でも、上位争いを絶対にしたい」と力を込めた。

　ツアーフル参戦は今シーズンが初めてだ。19試合に出場して、予選通過が8回。賞金ランクも89位と、これからの印象を受ける。「改めて今年は、ゴルフって不思議なスポーツだと感じた。絶好調でもそれがスコアに反映することはない。もちろん、その逆も…。もちろん、今の成績には少しも満足していない。ダメです。ただ、正直なところ何でダメなのか、精神面などを含めて模索中」。フーッとタメ息をついて、さらに続ける。「何かをつかめそうな気はしています。それは明日かもしれません。調子は悪くありませんからね。結局、プロですから、目指すところは優勝しかありません」とボルテージが上がった。

　さらには、こんなことも。「強い韓国の選手って、ものすごい爆発力がありますね。どうしたら、自分を爆発させることができるのか、さまざまな角度から研究しています」と明かす。そうはいっても、時には気分転換も必要だ。趣味はショッピング。6月の4試合、すべて予選通過を果たしたということで、2週間のオープンウィークには、時間をつくって、買い物に。「お財布とバッグを奮発しちゃいました。自分へのご褒美という気持ちもあったけど、もっと後半戦は頑張れ！という先行投資の意味です」。この時、みせた笑顔。実に魅力的だった。最終日にもぜひ、ギャラリーへ披露してほしい。