原江里菜はショットが好調！　先手必勝で2勝目を－

＜写真：Atsushi Tomura/Getty Images＞

大東建託・いい部屋ネットレディス　鳴沢ゴルフ倶楽部（山梨県）1日目

　好スタートを切った原江里菜。「パッティングが決まった印象がない。ショットでスコアをつくっている感じがする」と、この日のプレーを総括した。首位発進とはいうものの、本人は納得がいかない様子で、こんな打ち明け話を。「ショットがいいから難しいところにつかないし、ペタペタとピンに絡む。取りこぼしがかなりあって、フラストレーションが溜まった。でも、まわりのスコアも伸びていなかったので、これはラッキーかと…。そう感じるのは、自分自身の調子がいい証明でしょうね」。

　オープンウイーク明けからの2戦は、２位タイ、８位タイと調子が上がっている。猛暑の連戦を乗り切るため、省エネ調整を行ったのも良かったのだろう。「ホールアウトした後、あえて練習時間を少なくしました。パッティングをちょっと、という感じです。体力を消耗してしまえば、疲れが残り、肝心の試合中、集中力が途切れてしまっては、それこそ一大事。いいイメージを大切にして、自分でいい流れをつくることができている」と解説している。ちなみに、「早くホテルに帰るから、時間が余ります。その時は、携帯ゲームを…。将棋ゲーム、健全ですよ」と笑顔を見せた。将棋の極意は、先手必勝。それは原もご存じだろう。もちろん、先んずれば人を制すことは、ゴルフにもつながる。