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2026.10.16

肥後莉音ステップ2勝目 大混戦を制す

<Photo:Yuichi Masuda/Getty Images>

JLPGAステップ・アップ・ツアー2026シーズン第16戦『ECCレディスゴルフトーナメント』(賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円)大会最終日が10月16日、兵庫県神戸市・北六甲カントリー倶楽部 東コース(6,471ヤード/パー72)で行われ、ルーキー・肥後莉音が通算12アンダーで逆転V。7月のロイヤルメドウカップに続き、ステップ通算2勝目をあげた。1打差の通算11アンダー、2位タイは酒井美紀、大林奈央、植手桃子。

ドキドキしながらマスター室前で吉報を待った。いつの間にか、カメラマンが集まってくる。そして、自身の優勝を知った。最終組のひと組前でプレーした、肥後莉音が1打差のアドバンテージを死守。成績からも一目瞭然のように3打差に11人がひしめく大混戦だった。

「終盤、バーディーチャンスのパッティングが入らなかった。特に最終日は最初からチャンスが少なく、とにかくガマン。よく耐えたと思います」。それだけに、優勝のポイントにあげた6番は値千金だった。残り120ヤードの第2打をピン7メートルにつける。ジャストタッチのパッティングは、最後にポロリとカップイン。

「前半はスコアを気にしないでプレーをした。ハーフターンの時、スコアをチェックすると意外に皆さんのスコアが伸びていない…。チャンスがある」と、静かな闘志を燃やしたという。


<Photo:Yuichi Masuda/Getty Images>

11番、ドライバーでフェアウェイをとらえ、残り84ヤードの第2打を54度でピン1メートルにつけた。もちろんバーディーである。勢いをつけると続く12番はパッティングでみせた。難しい6メートルを決め、連続バーディー。ホールアウト後、ちょっとスリリングな気分を味わったものの、ステディーなプレーが目を引く通算2勝目だ。

加えて、この日はノーボギーのラウンドも大きい。しかも、この3日間、ボギーは第1日・17番、ひとつだけだった。実に手堅い。昨年の最終プロテストで合格。今季前半はJLPGAツアーへ挑戦した。しかし、17試合に出場したもののソニー日本女子プロゴルフ選手権大会の31位タイが最高成績。苦しい経験もまた、今回のVに生かされたことは間違いない。

一方、ステップでは7月、初出場のロイヤルメドウカップで優勝。ここまで8戦2勝だ。さらに今シーズン複数回Vを達成した最初の選手となり、明治安田ステップ・ランキングは3位に浮上。来季JLPGAツアー前半戦の出場権が得られる2位以内を目指すことが、もっかの大目標だ。

「残り5戦。すべて出場します。全力で2位以内を目指すことは当然ですけど、そのためには目の前の1打をおろそかにしない。成績は後からついてくるものです」。ここからが正念場である。初優勝時に語ったプラン-失敗は許されない。

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