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2015.8.6

凱旋試合に臨む2人は、静かに闘志を燃やす

meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)

 LPGAツアー前半戦のトピックスの一つとして、「北海道勢の躍進」が間違いなくあげられるだろう。2006年の中田美枝以来、遠ざかっていた北海道出身者の優勝だが、今年は9年ぶりに優勝者が輩出された。それも一気に2週連続で。有名サッカー選手の「ゴールはケチャップのようなもの」ではないが、「ドバドバ」と2人続けて生まれたどさんこヒロイン。菊地絵理香藤田光里が、今週凱旋試合を迎える。

 菊地は今年で10年連続での出場となるが、過去最高成績は2012年の22位と思うような成績をあげられていない。それはもちろん本人も自覚しており「苦手意識はないんですけどね・・・。まずは今までの順位を上回るのが最低ラインだと思います」と控えめに抱負を語った。

 藤田は5年連続8回目の出場。プロテスト合格翌週に参戦し、プロデビュー戦となった2013年は「あっという間に終わってしまって」とあえなく予選落ち。昨年は「すごい緊張してしまって」と最終日に大きくスコアを崩し32位に終わるなど、こちらもプロ入り後は、思うような成績を残せていないが「今年は1年のツアーの内の1試合と思って、楽しくプレーできそうです」と、3度目の正直に表情は明るい。

 菊地、藤田ともに『全英リコー女子オープン』の出場権を得ていながら、今大会に万全の体調で臨むために、欠場を選択した。「この試合で結果を残せたらと思っています」と語った菊地。「期待はされると思いますが、自分でプレッシャーをかけすぎないように頑張りたい」と語った藤田。2人のどさんこは、静かに闘志を燃やしている。

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