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2015.8.7

貴重なマンツーマンレッスンで、西山ゆかりが好発進!

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道) 1日目

 こんなに贅沢なラウンドレッスンはないだろう。今週西山ゆかりがキャディーとして従えるのは、ツアー通算5勝を誇る師匠の芹澤信雄。ショットの状態は良いのに、上位にいけない弟子を見かねて「ラウンド中に見てやろう」と今回のコンビが実現したのだという。「夢みたいな一週間です」と目を輝かせる西山にとって、もしかしたら今週の戦いは、結果は二の次だったのかもしれない。しかし見事にレッスンの成果を結果で出させるところが、この師匠の一流の証か。愛弟子は見事に4バーディーで教えに応え、最高の滑り出しを決めた。

 「ご指導いただきながら、回っていました。いつも自分でやっている時と違う部分もたくさんありました。ターゲットの取り方とか、ラインの読み方とか」と語った西山。そのレッスンの成果は、この日の最初と最後のバーディーに顕著に表れている。まずはレッスン①ターゲットの取り方―。7番パー3、左から風が吹きピンはグリーン右奥というシチュエーション。ドローが持ち球の西山の普段の選択肢は、「ピンの右を向いて、強い球を打つ」か「センター狙いで風とケンカをさせる」。しかし師匠の助言は「ピンを向いて、風とケンカさせなさい」。見事に1ピン弱につけてこの日初めてのバーディーを奪取した。レッスン②ラインの読み方―。18番パー5、ピンまで10ヤードのアプローチというシチュエーション。西山の読みは「スライスかな」だったが、師匠の助言は「軽いフック」。結果は見事なチップインバーディーで、この日のレッスンは幕を閉じた。

 「充実感がありますね。教えてもらったことを忘れないようにしたい」とこの日の感想を述べた西山。その貴重な夏の課外授業は、まだ2日も残っている。「恩返ししたい気持ちはすごくあります。3日間一生懸命やった結果を届けたい」。一際その目が輝いた。

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