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2015.9.5

“ニュー井芹”で5年越しの悲願成就へ

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント みずなみカントリー倶楽部(岐阜県) 2日目

 今年5月に30歳を迎えた井芹美保子。仲間内で「ミソジー(三十路)」と呼ばれているという井芹は、年齢に伴う変化を感じている。「若い頃より疲れが取れにくくなっているし、回復力も落ちている」。加齢とともに体力の衰えは致し方ない所。そのための対策としてラウンド後の練習量を7割に落としているという。一方、「いろいろな面で落ち着いてきた」と、歳を重ねることはネガティブなことばかりでもないようだ。「ひとつひとつ見直して再スタートですね」。三十路を迎え、新しい井芹が誕生した。

 ジュニア時代の戦績は輝かしい。熊本県の東海大第二高校1年の時に『日本女子アマチュア選手権』を初出場で制覇。16歳1ヶ月でのタイトルは、当時史上2番目の若さだった。高校卒業後、大学進学ではなく、プロの道を選んだが、直後のプロテスト受験に失敗。単年登録してプロに転向した。これまで、シード権を3回獲ったが、成績は安定せず、当落線上でもがく年が続いている。「25歳までに優勝したい」。昔、立てていた目標はいまだ叶っていないが、「私もベストのプレーをすれば追いつけるかもしれない」と、やってきたこのビッグチャンス。“ニュー井芹”は5年越しの目標達成を狙いに行く。

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