奇跡はまた起きる？優勝を射程圏内に入れた勝みなみ

＜写真：Atsushi Tomura/Getty Images＞

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント　利府ゴルフ倶楽部（宮城県）　2日目

　アマチュアの勝みなみが、この日、大山志保に次ぐスコアをマークし、首位との差を3打に縮めた。「17番のボギーはもったいなかったけど、18番のバーディーは明日に繋がる」と、史上例のないアマチュアとして2度目の優勝に望みを繋いだ。

　15歳293日の最年少優勝記録を持つ勝が、尊敬するのが宮里藍。その宮里がアマチュアで優勝したのが、まさにこの大会。幼少だった勝に当時の記憶は残っていないが、この大会はもちろん特別なもの。「目標とする選手が優勝した大会だから勝ちたい」と意気込む。

　明日、最終組で回る。初優勝のときは最終組ではなかっただけに、当時とは違ったプレッシャーもあるだろう。しかし、「最近、自分のベストスコア（63）を更新していないので、更新したい」と、プレッシャーは無縁のようだ。「優勝の意識はあります。気持ちが切れなかったら優勝は近い」と、力強く語った勝。アマチュアといえども優勝を知るだけに、その言葉に現実味を感じる。