2015.10.1
世界ランク4位のユソヨンが、貫録の首位発進!
<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>
日本ゴルフ協会(JGA)主催の2015年度LPGAツアー公式戦『日本女子オープンゴルフ選手権競技』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,800万円)の大会1日目が、10月1日(木)、石川県加賀市の片山津ゴルフ倶楽部白山コース(6,613ヤード/パー72)で行われた。
午前中から吹きだした風に加え、午後から雨も降りつける難コンディションとなった初日。ユソヨンが4アンダー、68をマークして、単独首位発進を決めた。2打差の2位には鈴木愛、アンソンジュ。3打差1アンダー、4位に柏原明日架ら4人がつけている。(天候:曇り、気温:25.1℃、風速:5.1メートル)
やはり、ワールドランキング4位の看板は伊達ではない。この日、インコースからスタートしたユソヨンの、挨拶代りの一撃は、11番パー4(371ヤード)で飛び出した。ピンまで135ヤードのセカンドショットで、8番アイアンを振りぬくと、これがあわやカップインのスーパーショット。幸先よくバーディー先行でプレーを進めると、圧巻は18番パー4(423ヤード)だ。205ヤード残ったセカンドショットを5番ウッドで2メートル弱につけ、この日の最高難度となったホールで、いとも簡単にバーディーを奪ってみせた。
3週前のUSLPGAのメジャー最終戦『エビアン チャンピオンシップ』に参戦後、「体力的に厳しくて」と、2週間を休養に充て、ほとんど練習せずに今大会に臨んでいる。「不安もあったのですが」と初日を迎えたが、終わってみればワールドランキングが示す実力どおり、貫録の首位発進。最終9番パー5(487ヤード)でも、サードショットを50センチにつけるなど、その圧倒的なショットの精度を如何なく披露したが、「ショットの感覚は100パーセントではない」というのだから、末恐ろしい。
昨日の取材では「4アンダーでも十分優勝を狙える」と語っていたが、この日のプレーを終えた感想は「やはり4つか5つ(アンダー)で、優勝できると思っています」だそうだ。「今日4アンダーだったので明日から楽にいけそう。オーバーパーを打たなければチャンスはあると思います」と、この上ない滑り出しに笑みを浮かべた。
ちなみに、初日で4アンダーのノルマをクリアしてしたことについては「初日だったので、ピンの位置が易しいところに切られていたのだと思います」と涼しげな表情。しかし、この日アンダーパーでプレーを終えたのは、120名中たった7名。やはりこの選手、ただ者ではない。
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