1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 1番の手応え! 森田理香子が今季初の首位

2015.10.23

1番の手応え! 森田理香子が今季初の首位

<写真:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第32戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)の大会2日目が10月23日、兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部(6,543ヤード/パー72)で行われた。ビッグトーナメントだけに、誰もが「勝ちたい」と口にする今大会は、史上マレに見る大混戦。通算6アンダーの首位タイは、堀琴音、黄アルム(韓国)、李知姫(韓国)、テレサ・ルー(台湾)、森田理香子、大西葵、成田美寿々の7人が並んでいる。2ラウンド終了時点で首位に7人が並ぶのは、1988年ツアー制度施行後の最多新記録となった。(天候:晴れ、気温:20.5℃、風速:1.5メートル)

 ジワリジワリと森田理香子が調子を上げてきた。「土曜日、日曜日の目標は、1番です」。混戦にピリオドを打つのは、誰? といった感じのデッドヒートだ。しかし、久々に2013年の賞金女王から、ファンが「待っていました!」と大向うがかかるような、コメントが飛び出した。「我慢ができた」と口を開き、「1位はやっぱりうれしい。きのうもきょうも、入っていたら、というバーディーパットがかなりあった。とにかく、グリーンの読みが難しいから、繊細なパッティングが必要ですね」。前週から、気分転換を兼ね、パターをスイッチした。初優勝をあげた時と同じ、ヘッドの形状だ。

 「元々、パッティングがいまひとつだったし毎日、他の選手のストロークを観察している。(指導を受ける)岡本(綾子)さんから、『見て、技術を盗んで勉強しなさい』。皆さん、さすがと思うことが多い。その中で、私が好きなパッティングは、テレサ(ルー)。ロボットのようではないところが、魅力ですね」。今シーズン、開幕戦では賞金女王奪回をテーマに掲げた。しかし、ショットの不調に苦しみ、賞金ランキングは26位。当然のように未勝利だ。

 「ツアーを戦っている内に、ショットやパッティングの調子や、運などが自分でわかってくる。それで焦りが出てくるわけです。でも、ガツガツ行くと、とんでもないことになるから、ガツガツせずに、できることを重ねながら、少しずつ上がっていけば…。目の前のできることをやっていこう、と切り替えました」。

 続けてきた小さな努力に、ようやく手応えが出てきた。明日も楽しみですね? という質問に、「はい」と即答-。ついに、その時がやってきた。


このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索