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2015.11.1

今季2勝目は大感謝祭。渡邉彩香が圧巻のV

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第33戦『樋口久子 Pontaレディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が11月1日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,605ヤード/パー72)で行われ、渡邉彩香が通算11アンダーで、今季2勝目をあげた。首位タイでスタートし、序盤から圧巻の内容を展開。7バーディー、1ボギーの66で回り、2位に4打差をつける完勝だった。通算7アンダーの2位は藤本麻子、通算6アンダー、3位に葭葉ルミが入り、第2日まで首位を守ったアマチュアの畑岡奈紗は通算4アンダー、7位タイ。(天候:晴れ 気温:14.2度 風速:1.3メートル)

 大感謝祭。この日の渡邉彩香の優勝は、この4文字に凝縮されている。「樋口相談役の冠大会で勝つことができて、本当にうれしい。やっと優勝してくれたね、という言葉をくださって、ようやくホッとできました」と安どの表情を浮かべた。絶対に勝つ。この日の渡邉は気迫が違った。1番からギャラリーをわかせた圧巻のプレーを披露。前日までは混戦が続いたが、中盤からはひとり旅の独走で今季2勝目を飾った。目標だった年間複数回Vをクリアしたが、開幕戦から3戦連続予選落ちが続き、苦しいスタートだった今季。浮上のきっかけは、『アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI』のプロアマ戦だ。同組で今回の大会名誉会長・樋口久子とプレー。「スイングを後ろからみてくださって、方向性の問題だけということがわかった。もっと自信をもってプレーしなさい、というエールがものすごいパワーに変わりました。恩返しがようやくできた感じです」と明かし、翌週の『ヤマハレディ―スオープン葛城』で今季初優勝を飾っている。

 また、渡邉にとって会場の埼玉県は、いわば準ホームといえる思い入れが。高校の3年間、自宅から新幹線で静岡から埼玉へ通学した。「楽しい思い出ばかりです。今回も、同級生などたくさん、懐かしい顔が応援に駆け付けてくれた。いいプレーを見せることができて、良かった。これも恩返しです」と語っている。そうはいっても、開幕前、「出場できるか?」という一大ピンチに見舞われた。風邪をひき、10月25日の夜には38.2度の発熱。翌日のプロアマ戦でも37度以上の微熱が・・・。「しっかり睡眠をとったら、とても良くなった」。驚異的な回復力も渡邉を支える源だ。

 最終日、目指したのは優勝だけ。プロのプライドを賭けた。首位タイで並んでいた、同組でプレーするアマチュアの畑岡奈紗は、LPGAツアー初出場。「飛距離の出る選手とプレーするのは、闘志が湧く。もちろん、プロの意地で負けられない、と思っていたし、その分、少しだけ緊張していました。16、18番でティーショットが、1ヤードぐらい負けちゃったのが悔しい。畑岡さんはスイングに切れがあり、将来がとても楽しみですね」。

 この日はワンワンワンと1が並ぶことから、1987年から犬の日に制定されている。渡邊の自宅には8匹の愛犬が。「疲れて帰った時、癒してくれますよ」と、11月1日は自身を取り巻く、すべてに感謝のメッセージを送った。ただ、勢いを止めるわけにはいかない。「残り4試合、まだ優勝のチャンスはあります。イボミさん、テレサ・ルーさんには賞金ランキングで前半、離されてしまったけど、日本人トップになりたい」と宣言した。


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