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2015.11.8

アンソンジュが、記録ずくめの米ツアー初優勝!

<写真:Masterpress/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第34戦『TOTOジャパンクラシック』(賞金総額150万ドル、優勝賞金22.5万ドル)の大会最終日が11月8日、三重県志摩市の近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード/パー72)で行われた。白熱した勝負は、通算16アンダーで並んだA.スタンフォード(米国)、李知姫(韓国)、アンソンジュ(韓国)の三つ巴のプレーオフに突入。1ホール目でバーディーを奪ったアンが、節目のツアー通算20勝目をあげた。メルセデス・ランキングはイボミの年間1位が確定。今年から付与されることになった3年シードを獲得した。(天候:雨、気温:16.7℃、風速:0.5メートル)

 2年連続で三つ巴のプレーオフとなった最終日。しかし「日本の代表としてアメリカの選手に負けないつもりで戦っていた」というアン ソンジュの集中力は、他の2人より頭一つ抜け出ていた。プレーオフの1ホール目。165ヤードが残ったセカンドショットを「イメージ通りでした」と6番アイアンで、ピン奥1.5mにつけると「苦手な下りのスライスラインだったので、自分を信じて打った」と、慎重に放ったウイニングパットもしっかり沈めて、今年は1ホール目で勝負あり。拳を静かに振り下ろすお決まりのガッツポーズで、自身のツアー20勝目を祝福した。

 「こんなに速く20勝できるとは思わなかった。すごく嬉しいです」と、その喜びを語った通り、節目の勝利は、記録ずくめのものとなった。147試合目での20勝達成は、1988年のツアー制度施行後最速での達成。さらに生涯獲得賞金額7億円突破も、同じく147試合で最速記録を樹立した。さらにもう一つ、狙って達成した記録がある。「2日間ノーボギーだったので、今日はノーボギーのことだけを考えながら集中していこうと思っていました」と、この日も見事ノーボギー。ツアーとして実に5年ぶり、自身では初となるノーボギー優勝を見事達成してみせた。

 記録ずくめで到達した20の勝ち星。「本当は20勝でやめるつもりだった」という節目での引退は、既に撤回済みだが、「でも30歳でやめます」と、改めてその時期をこの日明言した。「去年結婚したけど、全然新婚という感じがしていない。夫婦というより、まだ彼氏という感じで…」と、落ち着いた結婚生活をしたいのが理由だそうだ。「今年から3年やって、30歳まで頑張って、その後は普通の生活をしてみたい」と新たな目標に目を輝かせるアン。今日自身が掲げたフィナーレまでは、その記録ずくめのハイペースの、手綱を緩める雰囲気など無さそうだ。

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