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2017.3.19

菊地絵理香完全V また、また、また逃げ切った

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第3戦『Tポイントレディス ゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の大会最終日が19日、鹿児島県姶良市・鹿児島高牧カントリークラブ(6,397ヤード、パー72)で行われ、菊地絵理香が通算14アンダーで完全優勝。通算3勝目を挙げた。5打差の通算9アンダー、2位は渡邉彩香。通算8アンダー、3位はペヒギョンが入った。(天候:曇り 気温:15.8℃ 風速:3.7m/s)

 2度あることは3度ある。論より証拠。ぶっちぎりで通算3勝目を飾った菊地絵理香は、「過去、2度の優勝が逃げ切り。このパターンは自分に得意。そう、言い聞かせていた。でも、完ぺきな状態ではなかった。それでも、気持ち悪さがない。淡々とプレーをすれば勝てると思いましたね」とクールに語った。

 そんな余裕が、1番で早速のチャンスを呼び込む。残り88ヤードの第3打を51度で1メートルにつけ、名刺代わりのバーディーは、最終組で追う2人には、強烈なインパクトになった。4番で、1.2メートルのパーパットを外しても、「1日は長い。すべてのプレーがうまくいくわけではない。3回ぐらいのミスは必ずある。これも想定内。気にしなかったですよ」。すぐさま、5番で6メートルのバーディーパットを沈め、付け入るスキを与えなかった。

 「これまでの2勝と違うのは、スコアボードで状況をチェックしながらプレーしたことでしょうか。見れば見るほどプレッシャーがかかると思う。でも、接戦になった時は、状況を把握しないと優勝はできない。今後につながる1勝にしたかった」という。さらに、「遊び心をもってプレーした」とも。自画自賛したシーンが、17番だ。「アゲンストの風が吹いていて、7か8Iの二者択一。もし、グリーンをとらえられなくても、奥に外した方が比較的やさしい状況でした。そうはいっても、最高のボールが打てれば、ピンに寄っていく。だから、7Iで勝負した」と説明した。

 その上で、「最高のボールは打てなかった。手前からのアプローチになったけど、57度のクラブフェースをちょっと開いて、ボールを落とすショットがイメージ通り。きっちりとパーをセーブできたことが、私にとってハイライトになった」。練習の成果をそのまま試合で威力を発揮したことは、大いなる自信になる。

 親しい吉田弓美子が、こんな舞台裏を明かす。「賞金シードを獲ってから、なかなか優勝することができない。人一倍、努力をしています。私がポンポンと勝っていた当時、練習ラウンドなどで、必死に何かを得ようとする向上心があった。全く表情などには表さなくても必死だったと思う。だから、簡単に落ちることがない。逃げ切りが得意だというのは、地道な積み重ねがそうさせたと思う」。

 一方、菊地は、「優勝すると、また勝ちたくなります。ただ、そう甘くはない。イボミさん、アンソンジュさん、申ジエさんなどと比べて、まだまだ足元にも及ばない。より一層のレベルアップが必要です」と自らを戒めた。生涯獲得賞金が3億円を突破。通算4勝目へ向けて、歩みを止めることはない。

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