アートも超一流　テレサ・ルーは大会初の連覇へ万全

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント　琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）

　きっちりと開幕戦に合わせてきた。テレサ・ルーは充実のオフを過ごしたのは、ディフェンディングチャンピオンの自覚を、人一倍もっているからだろう。「筋力トレーニングをたくさんして、スイングをベーシックに戻した。調整は例年と同じです。変わった所? ありません」と笑顔を浮かべている。とはいえ、プライベートでは、さまざまな体験を。オンとオフの切り替えがうまいのも特筆ものだろう。

　「パリにバカンスに行ったり、台北市内に新築中のマンションを買いました。ペントハウス? とんでもない。普通の部屋です」。聞く方にしてみれば、何ともゴージャスな感じだが、チャリティー活動も意欲的に行ったという。昨年からスタートしたチャリティーコンペでは、恵まれない子どもたちのために、オークションを。最高額は、自身が出品した12号の油絵だった。

　「淡水のコースをイメージして、私と愛犬を描き込んだ。制作期間は約1カ月。落札額は、日本円で約2,000万円だった。絵は先生について、去年の夏ぐらいに始めました。難しいけど楽しい。それにしても、2,000万円には驚きました。50万円ぐらいで落札できれば、たくさんチャリティーができると思っていたから…。おかげで、全体では3,500万円ぐらいが集まりました」と照れくさそうに打ち明けている。アーティストとしても超一流であることを証明してみせた。