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2016.7.7

独自路線を突き進む足立由美佳が初代女王の座に王手!

 2016年LPGAステップ・アップ・ツアー第9戦『ECCレディス ゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)の2日目が、兵庫県神戸市の北六甲カントリー倶楽部 東コース(6,510ヤード/パー72)で行われた。8位タイからスタートした足立由美佳がこの日69をマークし、通算4アンダーで単独首位に立った。1打差の3アンダー、2位タイには、安田彩乃と瀬戸瑞希の2名がつけている。(天候:晴れ 気温:29.3℃ 風速:1.8m/s)

 「今日は1アンダーでいいと思っていたけど、4番ホールでグリーン奥から30ヤードをチップインし、ラッキーって思った」と難度1位の最難関ホールでバーディーを奪った足立由美佳。「6番はイージーボギーで、いつもの自分だとこのままだれていくんですけど、次が大きかった」と7番でスグさまバーディーを奪い返した。「いつもの流れを変えられたのが大きかった。ボギーの後でズルズル行かないようにするのが課題だったんですけど、今日は踏ん張れた。“いつもと違う”と思った」。続く8番でも「寄ればいいや」と思っていた7メートルのフックラインを沈め、連続バーディー。後半も「17番のティーインググラウンドで、18番グリーンのボードが見えて、“ここで単独トップに立ったらカッコいい”と思った」。宣言通りバーディーを奪い、単独首位に立った。

 足立といえば、ニッカポッカのクラシックスタイルがトレードマーク。「プロテストに受かってからこの格好ですね。クラシカルなパターを使っているので、格好もクラシカルにしたら、しっくり来たので。高校まで硬式野球もしていたので、野球みたいな格好ですしね」と遠くからでも一目瞭然。野球では投手をしていて、いまでも「110キロは出る」と女子プロ野球レベルに達している。「打者は動いている球を動きながら打つけど、投手は何もないところから動き始めるから、ゴルフでも動きが参考になっている。パワーを生み出すきっかけが同じだから、今でもピッチングで投げ込みしています」とファッションと同様に、トレーニングも“足立流”を貫いている。

 プロテスト合格時の同期には、先月の『日医工女子オープン』で優勝した池内絵梨藻もいる。「絵梨藻さんの優勝を見て、凄く勇気付けられた。プロテスト受かってからみんな仲がいい。うれしかったけど、悔しさもあった。『日本臓器製薬レディース ABC杯』が終わってから、同期会があったんですけど、そこでみんなで優勝インタビューの練習とかしてて、私は“北海道で優勝します!”って言っていましたけど、1週間早くチャンスが来ましたね。雰囲気はレギュラーツアーみたいで、どういう精神状態でプレー出来るか分からないですけど、いい緊張感を持って臨みたい」。独自の路線を突き進む足立が、ステップアップツアー初優勝と『ECCレディス』の初代女王の座に挑む。

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