2nd day プラスワン～原江里菜～

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント　軽井沢72ゴルフ 北コース（長野県）2日目

　リオ五輪のアスリートを超えるような壮絶なバトル。絶対にあきらめないというファイティングスピリットを、原江里菜が実践中だ。今大会は所属先が主催する大一番。夏前から「とても大事で特別な試合」と位置付けていた。ところが、プロアマ大会で1ホールのティーショットを打っただけで、体調不良を訴えて棄権。直行した病院で虫垂炎という診断が…。にもかかわらず点滴を打って強行出場。この日も早朝5時30分に、通院して2日目に臨むという状況だった。

　ところが、4バーディー、ノーボギーの68をマークして、40人抜きに成功。「良かったです。でも、言い訳はできません。こういう状況になったのは、準備不足ということでしょう。反省をしなくては…。ゴルフを始めて、重病やケガといえば、せいぜい突き指程度。食べていいのは、おかゆだけですし、まるで赤ちゃんみたい」。そう話した表情は、やはり本調子ではないことが一目瞭然だ。さて、今大会の開催ポスター。原の写真の上には、NEVER GIVE UP！！の文字が躍っている。まるでホステスプロを鼓舞するが如し－。