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2016.9.5

プロ日本一は- 最長へ最強プロが挑む

 2016年LPGAツアー公式戦、49回目を迎える『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)が9月8日(木)から11日(日)までの4日間、北海道登別市・登別カントリー倶楽部(6,750ヤード/パー72)で行われる。

 プロ日本一を決定する今大会は、国内女子ツアー最長。5番ホール、パー5が従来の日本最長を更新する605ヤードに設定されるなど、話題が盛りだくさんだ。もちろん、選手にとって今シーズン、最も困難な4日間となるだろう。出場選手は、ディフェンディングチャンピオンのテレサ・ルー、前週の大会で悲願のツアー初優勝を飾った穴井詩、賞金ランキング1位を快走するイボミ、同ランキング上位の笠りつ子、申ジエ、キムハヌル、鈴木愛、渡邉彩香など総勢132名。

 最長と聞けば、飛ばし屋有利-のイメージかが思い浮かぶ。しかし、大会実行委員長・原田香里は、「そんなことはありません。勝負の決め手は総合力。ショットの精度が運命を分ける」と話した。というのは、ラフを伸ばしている点にある。「去年が、80ミリで、今回は100ミリ。わずか20ミリと感じるかもしれないけど、この差が大きい。かといって、ラフを伸ばし過ぎるのも良くありません。100ミリは芝がきっちりと立つギリギリの長さです。洋芝で、ショットを曲げると、スポッとボールが埋まる。ラフへ打った際、どんなジャッジをするのか。ものすごい見どころです」と解説する。

 すなわち、セッティングの妙。各ホールには、担当した岡本綾子のイマジネーションが随所に展開する。コースセッティング担当補佐として間近でみた塩谷育代は、「岡本さんの想像力に驚かされた。数年先を予測し、的確な指示を出す。それも、ただ難しいのではなく、遊び心も加える。選手は挑戦意欲をかきたてられるでしょう」という。ところで、遊び心とはいったいどんなものだろうか。「たとえば、グラスバンカー。真ん中は、芝をもじゃもじゃに伸ばし、その周囲は短く。他にもライン取りなど、細かく言えばたくさんあるけど、それは見てのお楽しみにしておきます」(原田)。
 さらに、付け加えたのは、「ギャラリーさん、テレビ観戦するゴルフファンの皆さんへ、着目してほしいところがあります。それが女子プロ特有の手首の柔らかさ。ラフからのアプローチは、手首へも注目してください」。出場全選手が飛び切りの技で、競い合う。

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