2016.9.11
final day プラスワン ~野村七重~
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 登別カントリー倶楽部(北海道)最終日
コミュニケーションツールとしてのゴルフは、無限大とも感じる可能性を感じた。ティーチングA級を取得して、今回のルーキーキャンプへ参加した野村七重(なえ)=46=の場合は、どうか。「また、出会いがあった。ツアーを目指す、とても若いルーキーの皆さんにまじって、さまざまな仕事を体験。いいですね。夢中だし、アッという間に時間が過ぎた。とても新鮮な4日間。この経験は私の財産です」。
ゴルフを始めたのは、17歳。その後、米国へ3年間のゴルフ留学を行い、22歳から計4回、プロテストを受験するが、「才能を感じなかった。限界というか、無理だと思った」。ということで、興味があったファッションの世界へ。スタイリスト事務所へ入り、タレント、モデルのファッションの衣装、小物などをコーディネートする。
「仕事のお付き合いで、ゴルフに誘われることが結構、あった。私はプロを目指してきたし、久々にクラブを握ると、なかなかうまくいかない。そこで練習を再開。そうすると、だんだん面白くなって、ゴルフを極めて行きたい、と感じて、仕事を続けながら、ティーチングの資格を、とろうと思った。A級まで7年。とても長い。でも、メリハリがあって充実した日々を過ごすことができた。ゴルフは本当に素晴らしい」。
現在は沖縄で活動中。「私を含めて、LPGAのティーチング資格をもっているのは、2人だけです。練習場、スポーツクラブ、観光客向けのゴルフ合宿などで、指導を。楽しい。もっと沖縄のゴルフ環境をPRしたい」と意欲的だ。知人から誘われ、今年からウエアなど、ゴルフアイテムのデザイナーをスタート。名前の七重は、「7は世界中で、ラッキーナンバーとして知られる。いいことが7つ重なるように父がつけてくれた」という。ゴルフを一生のツールに人生を謳歌する。
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