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2016.9.16

「お待たせしました!」 成田美寿々が会心のゴルフで首位タイスタート

<Photo:Arrow Press/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第27戦『マンシングウェアレディース東海クラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会1日目が愛知県美浜町の新南愛知カントリークラブ美浜コース(6,397ヤード/パー72)を舞台に開幕。今季、いまだ優勝がない成田美寿々が9バーディー、1ボギーの8アンダー64をマーク。全美貞とともに首位タイの好スタートを切った。(天候:曇り 気温:27.1℃ 風速:2.4m/s)

 「体はめちゃくちゃ疲れています」。しかし、それが功を奏した。成田は今週の試合を含めて、現在13試合連続出場中。しかも先週の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯のハードなセッティングで4日間プレーした翌週だけに、さすがに疲れは蓄積されている。「今週は8割のスイングで、オーバーパーでもいいと思ってプレーしました。それが良い方向に出た感じです」。

 謙虚な気持ちがスコアに反映されたわけだが、好スコアの要因はパッティングにもあった。パッティングに関して試行錯誤しながら、今シーズンを戦ってきた成田だが、今週は練習日に股関節に体重を乗せて、ストロークすることに着目。下半身が安定するようになったことで、ストロークがスムーズになった。「動画でパッティングストロークを撮影して、それを見たときは格好悪いパッティングをしていたんだなと思いました」。今まで考えたことも、実践したこともなかった股関節に体重を乗せて構えるという1点だけを意識した。余計なことをしなかったというよりは、心身共に余計なことを考えたり、できなかった状態だったことが、パッティングの精度を高める結果につながった。

 シーズン中頃に「もう少し待っていてください。調子を上げていきますから」としきりに話していた成田だが、この日は久々の気持ちの良いゴルフに「お待たせしました」という言葉が漏れた。体の疲れはあるだろうが、久々の好スタートに気分は上々。明日からも余計なことは考えずに“無心”で優勝を目指す。

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