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2016.10.8

プライドを賭けて勝負! 笠りつ子、スイッチオン

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第30戦『スタンレーレディスゴルフトーナメント』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)の大会2日目は10月8日、静岡県裾野市・東名カントリークラブ(6,586ヤード/パー72)で行われた。しかし、荒天と濃霧の影響で日没サスペンデッドに。また、明日9日も天候や日没を考慮した結果、第3ラウンドのプレーは不可能と判断し、第2ラウンドの成績を最終順位とすることに決定した。2Rの9ホール終了時点で首位は、通算5アンダーの笠りつ子、アンソンジュ、福嶋浩子。(天候:雨 気温:21.0度℃ 風速:1.5m/s)

 長い1日。しかし、笠りつ子は元気一杯だった。我慢を重ねてその時を待つスタイルは健在。8番のイーグルがその証だ。残り155ヤードの第2打をピン手前1メートルにつけて、難なくイーグルを奪う。「ティーショットがとにかく飛んでいた。今年は平均飛距離が15ヤードは伸びた。そのおかげです」と言葉を弾ませた。また、テレビ中継局のラウンドレポーターとして同郷の先輩で、プライベートでも親交がある古閑美保が、7番からの3ホールを見守っている。

 「変なところは見せられない」と気合が入った。それにしても、天候の影響で度重なる中断の間、どんなふうに過ごしていたのだろう。「何も考えていない。寝てしまいそうになった」と冗談まじりに語り、「私はいつも、リラックスしている。これは、とてもいいことだけど、なかなかスイッチが入らない」と打ち明けた。というわけで、勝負を賭ける際には、「よく、コースでジャンプをしたりしているでしょう。よしっ、やらなくては、と-自分に活を入れている」という。

 最終日は残り9ホールの短期決戦。序盤からエンジン全開が必要だ。「私は私。確かに勝ちたいけど、欲張らずにいきます。でも、今週もアマチュアに勝たせるわけにはいかない。それは、ダメ」と語気を強めた。プロフェッショナルの意地がある。

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