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2016.10.27

鈴木愛 勝負とプライベートの狭間で-

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)

 もっか、最大のライバル、笠りつ子が不在。鈴木愛が今大会、目指すのはもちろん優勝だろう。「ショットなど、調子はとてもいい。前週の最終日、大きくゆったりとクラブを振ることを心掛けたら、見違えるように良くなった。開眼という気がした。あとは、パッティングしだいというところでしょうか」。課題は、前週とは対照的なグリーンだ。「今回は、カタくボールが止まらない。どのぐらい転がるか、想定できません」と首をひねっている。ということで、テーマは「アジャスト」ということになった。

 安定感は抜群だ。出場試合に限れば、8試合連続で、1勝を含み、トップ10フィニッシュを続行中。「気持ちがとても乗っている。それがいい。でも、試合が終わった月曜日は、ドーッと疲れが出て、睡眠、ご飯、睡眠、またご飯という感じでズッと、家でゴロゴロしている。火曜日からトレーニングをして、徐々にあげていくのがパターンになった。去年と変わったのは、トレーニングを続けているせいか、最終日まで疲れを感じることがない。持久力は確実にアップしている」と話す。

 一方、この日はアグレッシブなプレースタイルとは対照的な、素顔を明かしている。「映画や、読書など、私は恋愛ものが大好き。ほとんど、それだけです。印象に残っているのは、少女漫画を映画化した『クローバー』、そうだ、思い出しました。『近キョリ恋愛』も良かったです」。うっとりした表情をみせた。ところで、なぜ恋愛かといえば、「コースでは、そんなことがない夢の世界だから」。プレーをしていなければ、22歳の女性なのである。君の名は。愛だった。 

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