自分をもっと磨く　笠はダイヤモンドの心意気

＜Photo：Chung Sung-Jun/Getty Images＞
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント　琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）

　2017年は節目のシーズン。笠りつ子は今年11月、30歳を迎える。「外と内を一体化させるのが、私のこだわりです。自分を磨く。気持ちが10代のままで30歳なんてイヤでしょう。知的な女になります」と決意を語った。職業はプロゴルファーだけに、昨年同様、「イチバンになる」という目標は変わりがない。1月から大阪で体づくりからスタート。タイで行った2週間の合宿では、午前7時から夕方6時までというハードメニューだった。「自分に足りないものは何か。去年の12月、自分なりに考え、それを実行していくと、1日24時間でも足りないぐらいでした。アッという間にシーズン開幕です」と振り返っている。

　笠は目先のことよりも、長期の目標を立てるのが流儀。「30歳までには、年間1億円突破を達成したかった。それができたから、次は年間2億円です。でも、忙しくて、自分へご褒美を買うのを忘れていた。ダイヤモンドのリングを買います。それが記念になる。何年たってもリングを見るだけで、あの時が思い出せるから…」。ちなみに、ダイヤモンドはギリシア語の「屈しない」に由来する。石言葉も不屈。イチバンを目指す笠に、これほどふさわしいものはない。