17年は、笑顔のひな祭りに　服部真夕の揺らがぬ信念

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント　琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）1日目

　明日、3日はひな祭り。そして、服部真夕の誕生日だ。大会1日目、1アンダー、2位タイと上々のスタートを切った。今年は自らのバースデーを笑顔で迎えられるよう大いに張り切っている。1年前……。人生最悪の誕生日だった。1日目と誕生日が重なったにもかかわらず、83を叩き、最下位の108位。「去年のことを考えたら、いいスタートを切れた。今日は耐えて、耐えて……。そんな1日でしたね」と振り返っている。今オフは年明けにハワイで始動し、2月12日からは地元愛知の近辺で仕上げを行った。「私の課題は、スイングのリズムをしっかりすること。それを徹底させることに力を入れた」という。

　一方で、「自分を信じる」が17年のテーマだ。「結果が出ないと、どうしても違うことに手を出す。結局、負のスパイラルになる。去年の開幕戦もオフはすごく調子が良かった。でも、沖縄へ入っての練習ラウンドでボールが曲がり始めると、緊張もあって、すべてが悪い方向へ行ってしまって……。同じことはしたくない。自分がやってきたことは間違いないと思っているし、今年は信念が揺るがないようにする」と誓った。

　目標は優勝することだが、他にも、全米女子オープン、全英女子オープンへの挑戦も口にする。さらには、創立50周年を迎えたLPGAに触発され、こんな話も。「50年ってすごい。先輩のおかげで今がある。感謝の気持ちを忘れずにずっとプレーします。私はゴルフが大好き。カズさんのように、50歳でもツアープロで頑張っていられるよう、もっと精進します」。誰かに教わるのではなく、自ら学ぶ姿勢が好印象だ。