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2017.3.10

首位発進の青木瀬令奈 流れをつかんで自己ベスト更新

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が10日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(6,228ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目、7アンダーと絶好のスタートを切ったのは青木瀬令奈。自己ベストの65をマークし、首位に立った。3打差の2位タイは鈴木愛、キムハヌルが続く。連覇を狙うイボミは、2アンダー、11位タイ発進。(天候:晴れ 気温:15.1℃ 風速:3.2m/s)

 プロゴルファーにとって、こんな上方修正なら大歓迎だろう。7バーディー、ノーボギーの65は、青木瀬令奈のベストスコア。「前の晩から5アンダーが目標でした。でも、4バーディーの後から、目標を8アンダーに切り替えた。攻めるゴルフをすると、私はいい結果を生むからです」と話す。

 昨年から取り組んでいるメンタルの強化が、ようやく実を結んできたのだろう。「去年の開幕戦からスポーツ心理学を勉強しています。勝負には流れがある。だけど、それは目に見えないものです。いろいろ悩みながら、自己分析をしてきました。マイナスの考えを取り去って、いつも新鮮な気持ちでプレーする。試行錯誤の毎日。悔しい思いをたくさんしてきましたから」。

 2年連続賞金ランキングは27位だった。いつも念頭に誓ったLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップへ、手が届きそうで届かない。16年大王製紙エリエールレディスオープンが終了すると、すぐさま17年へ向けて手を打った。ゴルフ用弾道計測器を購入。決してお安い買い物ではない。「松山さん、ジェイソン・デイさんもそうだけど、やっぱり50ヤード以内のアプローチに効果を発揮します」と説明した。

 この日のハイライトは、10番からの3連続バーディーだろう。アプローチが冴えればパッティングも相乗効果を生みだす。「11年間使いづけたパターを、今シーズンから替えた。開幕戦ではフィーリングが合わず、とても苦しんだけど、今週はとてもいい」。念願のツアー初優勝へ向け、着々と態勢を整えている。「去年、痛めた右足内転筋がまだ万全とはいえません。だけど、考え方ひとつで変わってくる。きょうはうまくいったけど、まだ勉強中だから、流れが悪くなった時、どんな対応ができるかも楽しみのひとつです」。

 失敗から学んだ青木。努力の原動力が、ここにある。

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