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2022.3.11

3.11 あれから11年ー

<Photo:Atsushi Tomura/Getty images> 

 東日本大震災から、11日で11年が経ちました。もちろん、出場する各選手は、あの日のことを忘れていません。高知県沿岸部にも大津波警報が出て、縁柄の避難指導が発令。コースから一切の車両出場が禁止され、第2日以降の競技が中止になりました。試合があることが、当たり前ではない。心をひとつに-のスローガンを掲げ、JLPGA会員がひとつになって、復興支援を行ってまいりました。被災地にゆかりのある選手のメッセージをお届けいたします。

酒井美紀(福島県いわき市出身)
 「あのときは、3月11日金曜日。きょうも同じです。ちょっと、複雑な気持ちが交差しています。大震災の年は、プロになりたて。もっと、お世話になった地元のため、お役に立ちたいと思っていたけど、思うようにできなかったことがいまだに悔しいです。ということで、その翌年から、少しでも多くのご寄付をしたい。ゴルフも頑張ってきました。
 私の弟は、救命救急士。AEDなど命を助ける製品をいわき市の消防署へお届けしている。今年はコロナ禍。空気清浄機をおくりました。もちろん、今大会も精いっぱいのプレーをして、皆さんへ元気をお届けしたい。頑張ります」


有村智恵(東北高校卒業)
 「ここ(土佐CCへ)来るたびに、いろいろな思い出がよみがえってきます。あれから、もう11年も経ちました。試合などで、宮城を訪れるたびに、かなり復興が進んでいると感じますけど、福島県の皆さんなどは、まだ避難を余儀なくされている方もたくさんいらっしゃる。
 私の故郷では16年、熊本地震がありました。ようやく工事が始まったりしたところなどがあり、思うようには進まない。東北もまだまだ復興の途中なのでしょうね。
 きょうは、プレーをしながら、災害に備えること、若手選手へ、あの時の経験を伝えていきたいと思っています。きっと、スコアは当然のこと、たくさんのことを考える一日になるでしょう。
 また、ギャラリーさんが足を運んでくださる。いいプレーを披露して、皆さんが元気になってくださるようにがんばります」


青木瀬令奈(プレーヤーズ委員長)
 「当時はまだJLPGAツアーへ出場していなかった。地震が起きたときは、群馬の自宅にいました。それでも、震度5強。すごく揺れたことを覚えています。初めて、テレビで見た津波は映画のようで、まさか現実とは思えなかったほどです。恐ろしい体験をしているだけに、あの日のことは一生忘れてはいけないと心へ刻んでいます。
 もちろん、復興するまで支援を続けることが大事。これからもチャリティ活動を行いながら、少しでもお役に立てればと思います」

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